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台湾の地方自治体の長は市長です。
つまり権力構造は、国家の代表である国家元首が総統であり、「大統領」という認識が一般的。
その下の組織地方自治の長は県知事ではなく、市長ですが、台湾政府の6直轄市である 台北市、新北市、桃園市、台中市、台南市、高雄市 の六市長の選挙戦は日本のビッグ都道府県知事選以上の重みと関心を集めます。
市役所の市長が日本のイメージですが、現実的には「市政府の市長」ですから、
高尾市政府の市長、台南市政府の市長というイメージの世界ですからヒートアップしします。
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とりわけ、台北市政府の市長選挙ともなれば、総統選立候補への登竜門とみなされるケースが多く、まして今回台風の目のように注目を集めているのが、台北市朝鮮候補の蔣萬安 ・現立法委員、つまり国会議員で、蒋介石のひ孫で、イケメンで、弁護士ですので、どうしても注目されます。
蒋家の伝統で当然ながら、国民党の候補であり、Xi_キン平・中国による、武力侵攻が取り沙汰されて居る時、民心のシンプルな心理としては、反中・独立志向が顕著な民進党が優位ですが、逆の心理で、前・馬英九(国民党)総統がXi_キン平・中国と均衡を維持してきたこともあり、そこに期待する向きもあり、11月に入って、選挙戦は熱くなっております。
自分的には、台湾の政治の歴史という流れをさらに進化させることを善とするなら、国民党が推す蔣萬安候補への見方に、中国的王朝的政権の復活に重なるような印象があって、スッキリしないものを感じます。
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蒋介石ー蒋経国ー蔣孝厳ー蔣萬安 と一本で繋げばシンプルな蒋介石のひ孫で、蒋経国の孫になりますが、そこは華人社会ですから、縦線より横線のほうが、複雑にありますのでここではパスです。
ご興味の向きには「wiki 蒋経国」を。。← 膨大なボリュームです。