

一昨日、新潮新書「日本の風俗嬢」をブログに投稿しました。そしてその後、失職女子の「大和彩ブログ」を偶然見て、日本の厳しい現実を思い知らされました。 バブルの時が頂点としても、あまりの格差の現状は、想像以上の悲惨な状態だと考えさせられます。
「日本の風俗嬢」 「和彩ブログ」が発信するものは、GDP三位のイメージが実態との間に、大きな乖離が存在するということです。 格差社会が指摘され、もう15年位は経過したのでしょうか? GDPに見合った生活をしている層と無縁の層に完全に二極化した社会は、 政治以外では是正できないでしょう。
日本には革命も反乱も起きない。 真剣に選挙で投票にいかなければ、 絶対に社会は変わらないということだけは真理だと思います。
都市生活の価値感、核家族の価値観、大学進学する価値観、職業選択の価値観を検証、見直しが求められている時期に来てるのではないでしょうか。
就職しても、直ぐに辞めて、そのまま都市生活を送る。 その結果、生活の糧として、直ぐに手が届く職業を選択せざるをえない状況は、得てして、ネガティブなスパイラルに陥るリスクと隣合わせです。
以前に、職人の世界に生きる若い方のドキュメンタリーをブログに投稿したことがあります。
都市生活で劣化していくものも多いが、案外自分の周りや、知り合い、家族の近くに別の生き方を選択する方法があるかも知れない。
芸術の都と言われているパリは、いたるところに芸術的な制作物、構築物があります。 成熟化した環境を支えているのは、多くの芸術家ということになりますが、その多くは芸術家というより職人技と言えるものを習得した大変な数の専門職人集団が、その環境を維持していることは事実です。