Kazanが天ぷらをあげ始めてまだ3年位。
理由は簡単でシンプル。
限定された食材で、いかに日本スペックに調理ができるかと言う命題ともいうべことへの挑戦が原点です。
とにかく、限りなく食生活に関しては、日本スタイルを追求します。

料理のプロでもないKazanには面倒どうな下ごしらえが必要となる魚の天ぷらはスルーします。
大体、ハゼ、アジを市場でお目にかかることは、まずありません。
それでもアジは、高雄から南東車で1時間ほどのところにある東港漁港の市場に行けば、入手可能ですが、ここで見たアジのゼイゴがとてつもなくゴツいもので、骨は日本の近海のアジとは比較にならないくらい頑丈で強固です。
ですので、このアジを二度揚げしても、日本のアジ天と同様の食感を楽しむようなレベルにはなりません。
無論ハゼは見たこともありません。
結局、海老天ということになりますが、手っ取り早いのが、新鮮な車海老をかき揚げにするのがもっとも成功率の高い、シーフード系かき揚げ天です。
日常的には、市場で入手できる、野菜の天麩羅ですが、これも野菜単品とミックスのかき揚げという、いかにももっともらしいコースになります。
頻繁に使うのが、季節次第で、さつまいも、春菊、ごぼう、かぼちゃ、たまねぎでこれがが単品。
たまにベビーチーズ大以上の太さのネギが入手できれば、細めのぶつ切りにし、人参、ごぼう、玉ねぎでかき揚げ天です。
宜蘭ネギ(千住ネギを少々小ぶりにした、かなり日本スペックにちかい)は友も高額ですので、頻繁というわけには行きません。それよりも、めったにお目にかかれません。

仕上りは、東京の、天ぷらやさんというより、評判のいい立ち食いそば屋のかき揚げレベルを目標で、初回の出来は、20点~30点、以降は60~80点は完全にマークしてます。
そんなことで、天ぷらを作る日は、シーフード系かき揚げ天等は「揚げ天記念日」レベルの日、前日から安いチリワインとカリフォルニアワインを冷蔵庫でガンガン冷やして、当日は、きあいをいれ、宴会気分で一人パーティです。
最後に申し上げます。
手ほどきは、すべて、テレビ情報とネット情報によるもので、ガッテン、きょうの料理系、タブレットが板場の修行でありレシピであり、親方です。
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以前は、階上の知り合いの台湾人の知人を招待してたのですが、各人がかって気ままな食べ方をしますので、それが嫌になり止めました。
元来、最近の台湾人は、飲みながら食べると言う習慣はあまりなく、飲む時は、予め、普通に食事をし、それを下げ、テーブル上を片付けてから飲むスタイルなので、Kazanに流儀とは合わないことが判り、以来あまり同席はしません。