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昔なら、ペルシャ帝国・アラビアンナイトを連想し、近年では反自由主義陣営の「悪の枢軸国」の一角で、とかく、あまり良い印象が無いイランデス。
昨日の朝、ニュースで、イランの大統領や外務大臣が搭乗するヘリが墜落し、イラン当局は、すぐさま「事故」を公表したことに驚いた次第デス。
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同じ枢軸国を形成する、露中北朝鮮なら、仮に同じ事故が発生したら、即座に事故声明は出さんだろうと想像します。
まず普通なら、事故の隠蔽が第一でしょう。
次に、米国あるい、西側の破壊工作と即座に非難声明を発信するのが普通。
それを、あっさりと事故を認める報道、情報を見て、信じられないくらいの「まともな国」「成熟した国の風格」を思った次第デス。
X=旧twitterに記事を引用したので、挿入します。
事故を認めることに、ペルシャ・中東の覇者の風格、矜持を感じる。
— kazan/mimura★いらないN共朝毎・四メディア (@asanai106) May 23, 2024
現代悪の枢軸国の一角ながら、中露北なら口が裂けても、決して「事故」とは認めないはず。
イラン大統領のヘリ墜落、首席補佐官が前後の様子を語る(https://t.co/CiSyJUwOzJ)#Yahooニュースhttps://t.co/ECKYPDIQbf
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まだ携帯電話が無かった時代の1980年代、テレホンカードが全盛時代に上野公園に多くのイラン人がタムロしてインチキ・偽造テレホンカードの闇売買をしていたことで、イラン人に良い印象はもっていないデス。
時代が変わり、ウクライナ戦争が始まると、ロシア、中国、北朝鮮、イランはは「反米」のキーワードで、連合、連携をし、一般的に「悪の枢軸国」と言われており、OGGなどは、「マムシの四兄弟」と揶揄するほどデス。
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しかし、事故を事故として、速やかな発信をすることに、「成熟した常識」を感じます。
こういう国とは、主義主張、文化が違っても、共生できそうな気がしてくるから不思議です。
逆に言うなら、主義主張がことなっても、守るべき矜持、スタンス、価値観は同一であることを学習できた1件でしたデス。
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事故に遭われた方の不幸、不運に同情しつつ、こうしたオープンなスタンスが互いの理解の原点になるだと改めて知った瞬間でしたデス。