兎追ひし 彼の山、小鮒釣りし 彼の川
「ふるさと」の冒頭の歌詞である。
1914年(大正3年)に文部省唱歌として発表され、日本人の心に深く刻まれている歌である。
おそらく作詞者の実体験から書かれたものであろうと推測する。今の時代では絶対に生まれない歌詞である。
記憶に間違いがなければ、小学校低学年の頃に、学校の近くの山(雑木林)で「兎追い」の行事に参加したことがある。
「兎追い」と言っても、その形だけが残っていて、その頃には兎が生息していなかったので、単に山の中を歩くだけのことであったのだが。