金木犀の香りがどこからともなく漂ってくる季節になった。 季節は巡っているんだねぇ。 金木犀の小さな花は水面に落ちると、いつの間にか寄り添うようにひとつ、ふたつ、と集まってくる。 その様が、とても愛らしいと感じる秋なのである。