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『教室で子どもたちを指導していると、漢字の学習は、国語の一分野の学習ではなく、日本語の意味理解の中核であることを強く感じます。
日本語の文章は、重要な内容が漢字を使った熟語で表され、それらがひらがなでつながれて意味を形成していきます。英語における単語と同じく、漢字や熟語などの意味がわからなければ、文章の構造がわかっていても、内容の理解はおぼつかないものになってしまうのです。
しかし、最も問題なのは、漢字が重要であるにもかかわらず、学校教育においてその重要性が十分に理解されているとは思えないことです。その証拠に、小学生の漢字の定着率を見てみましょう。1年生や2年生は9割以上定着していますが、3年生では早くも8割を切り、4年生以上では7割以下、というのが全国的な平均です。
「教科書が読めない」という問題が近年提起されていますが、小学校の高学年以上においてはその漢字力の弱さのために、「読解ができない」ということが日常化しているのです。・・・』
このことを私も長年さまざまな教科を指導している中で感じます。
読解力がないことが、ほかの教科の学習に大きく影響することはもちろんなんですが、
では、そもそもその読解力のなさはどこから?というと、漢字が読めないことが最初のつまずきのようなのです。
中学生になると、学校でも教科書の音読なんてなかなか宿題にだされませんが、試しにお子さんに音読させてみてください。
国語の教科書でなくてもいいです。
漢字が読めないので、区切りがおかしい、区切りがおかしいから読んでいても字面を追っているだけで意味は頭に入ってこない・・・
そして、漢字が読めないってことは、そもそもその漢字を知らない、覚えていないということなので、
その言葉の意味もわかってないですよね。
つまり、「語彙力」のなさが「読解力のなさ」の大きな要因なんです。
国語なんて才能だとか、センスだとかやっても無駄とか、ぜったいそんなことないですからね。
やっても無駄ならなんで学校に国語の授業があって、国語の先生がいるのか。
でも、他教科にくらべて時間がかかるのは確かです。
なぜなら、小学校6年間で学習したはずの漢字すら読めない・書けないまま中学生になっているから、
そこからやりなおさなくてはいけないから。
でも、なんとかしたいなら、そこから始めればいいってことですよ。
思い立ったが吉日。
今何年生であったとしても、遅すぎるってことは絶対にありません。
まずは、本屋さんで「漢字ステップ」という漢検対策用のテキストを買ってきてください。
これは、漢字の書き順、漢字そのものの意味、その漢字を使用した熟語などが一気に学習できる優れものの教材です。
自信がなかったら該当学年の一つ前の級でもかまいません。
検定日までまだ一か月以上ありますから、コツコツと練習をし、少しでも国語力UPにつなげられるようやってみませんか。
というわけで、ひまわり進学ルームでは6月26日(土)に実施予定です。
申し込み締め切りは、5月26日(水)。
塾生でない方のお申込みも受け付けています。
おとなの方の脳トレにもおすすめ(笑)なので、兄弟姉妹いとこにはとこ、一族郎党うちそろって受検してみてはいかがでしょうか。
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