滋賀県・京都府とその周辺の山と滝Ⅱ

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2024.09.24 比良山/遠回りでジワジワ登る武奈ヶ岳@3ヶ月間のブランクは問題なし(前編)

2024-09-24 21:53:19 | 比良の山と滝

2024.09.24[坊村〜三の滝〜牛コバ〜大橋〜毘沙門岩〜金糞峠下〜八雲ヶ原〜イブルキのコバ〜広谷〜スゲ原〜細川越〜武奈ヶ岳〜ワサビ峠〜御殿山〜坊村](距離14.57km 累積標高1099m)

 

仕事の取材で訪れた簡単な山歩きを除くと3ヶ月ぶりの登山となる。この間、休みなく仕事だったのだが、果たして仕事がなかっても稀に見る暑さだったこの夏に山に登っていただろうか?そう思わせるような酷暑もようやく過ぎ去った。

久しぶりの山はやっぱり比良山武奈ヶ岳。体力が落ちているだろうから、距離の短い御殿山コース往復にしようと思って出かけたが、坊村までの車中で、三の滝にも久しぶりに行きたいなぁとか、八雲湿原のウメバチソウは咲いているだろうかとか、広谷のトリカブトも......などなど、気になることがいっぱい頭をよぎり、結局坊村に着く頃には全部盛りで遠回りして武奈ヶ岳に登ろうということで予定は変更。

遠回りではあるが、このコースはほぼ登り。タイトル通りジワジワ登る武奈ヶ岳。考えれば奥の深谷を遡っていくわけで、常に登りなのは当然のこと。大昔はスゲ原からの流れは八雲ヶ原を通って坊村で安曇川に合流していた(河川の争奪?で今では八池谷から鴨川へと流れる)ので、昔の奥の深谷の流れを想像しながらということになるだろうか。その頃はスゲ原から八雲ヶ原まで続く長大な湿原だったことが想像されるわけで、これを空想しながら歩くのは楽しい。

花では初めてギンリョウソウモドキを見ることができ、もう遅いかなと思っていたトリカブト(キタヤマブシ)もたくさん咲いていたし、数は少なく離れた場所ではあったがお目当ての可憐なウメバチソウも見られた。あとは定番のアキノキリンソウ、リンドウ、終盤のホツツジなども楽しめた。
あまり写真には収めなかったがフレッシュで見栄えのいい多くの種類のキノコも生えていた。
そして何よりも驚いたのは、八雲の池に乱舞するトンボの種類が多いこと。トンボの名前はよくわからないが、ルリボシヤンマ、キイトトンボなど最低でも7種類くらい見られたのではないだろうか。カメラのレンズが17-70mmなのでなかなか写真に収められなかったのは残念だったが。

久しぶりの山歩きだったにも関わらず、意識してゆっくり歩いたのがよかったのか、歩いている途中は足に疲労はほとんど覚えなかったし、帰りの運転中も含めて足が攣ることもなかったのは嬉しいことだった。
また山中で登山者には一人も会わず静かな山を満喫できる山登りができた。

 

坊村に架かる橋より安曇川下流方面
湿度も低く清々しい朝です

 

林道を歩き牛コバヘ
三の滝まで下りるのは何年振りだろうか 

 

三の滝落ち口と上部の小滝

 

牛コバから九十九折の道を登ります
途中見かけたマスタケの幼菌? 

 

シロオニタケの仲間
今回一番たくさん見かけました

 

これはカバイロツルタケ? 

 

おそらくウスタビガの繭(抜け殻)

 

この季節に咲いているということは、おそらくギンリョウソウモドキ

 

クルマバハグマでしょうか? 

 

九十九折が終わりトラバース道に変わります
ここは以前より通りにくくなっている
気をつけて

 

おそらくムラサキフウセンタケ

 

奥の深谷を右岸へと渡る渡渉点
苦手な人には大変なところです
渡渉点すぐ上流にある小滝

 

大橋までの間にはスギの巨木がいっぱい 

 

もう枯れて相当年数が経っているが存在感ある大モミ
大きな枝もだいぶ落ちちゃいましたね

 

鮮やかなオレンジ色をしたサルノコシカケ科のキノコ

 

この付近では一番存在感のあるスギの巨木
小川新道分岐付近にあります

 

大橋に架かる橋
だいぶ傷んでいます
これも苦手な人は大変 

 

これはアイタケですね

 

毘沙門滝の上の滝
岩のテーブルから落ちる美しい滝です

 

これは毘沙門滝本滝の落ち口
下からは大岩が邪魔して滝本体を見ることはできません

 

毘沙門岩
毎回違った角度から写真を撮るのですが大きさの表現ができません 

 

キイボカサタケ

 

チャツムタケかな?

 

奥の深谷の流れ

 

ヨキトウゲ谷分岐も近づいてくるとこのモミの巨木がある

 

木のウロに2種類のキノコ
奥はチシオタケだと思う

 

キクバナイグチかも?

 

アザミは時々見かける
アザミの種類はよくわかりません 

 

金糞峠下分岐の主

 

もう少し年月が経ち成長して合体すると迫力ある巨木になりそう 

 

この木も特徴的

 

キタヤマブシはまだまだ咲き残っていてくれました

 

八雲湿原の木道

 

少しだけ咲いていました
ウメバチソウ

 

ウメバチソウの蕾

 

イトトンボ(の仲間)の交尾
※拡大トリミングしています

 

こちらはルリボシヤンマの産卵
※拡大トリミングしています

 

八雲で昼食 

 

特に小さい方の池にトンボが多かった 

 

イトトンボ(の仲間)
メスを横取りしようとするオス?
※拡大トリミングしています

 

イトトンボ(の仲間)
綺麗な水色の目です
※拡大トリミングしています

 

続く


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