滋賀県・京都府とその周辺の山と滝Ⅱ

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2022.12.10 宝塚から滝を巡って茨木市忍頂寺まで@赤線繋ぎの旅

2022-12-10 22:09:19 | 大阪府の山と滝

2022.12.10宝塚駅(阪急)07:36〜07:57清荒神清澄寺08:0408:34中山寺08:55山本駅08:5609:10最明寺の滝09:1410:14五月山公園11:01石澄滝11:1311:46箕面駅12:00瀧安寺12:20箕面滝12:3012:48道標 ビジターセンター12:4912:59道標 東海自然道と研究路413:03東海自然歩道ぎふちょう橋13:35最勝ヶ峰13:48自然研究路分岐13:4913:58証如峰14:20泉原の湧水14:2115:05泉原西バス停北15:42上音羽16:07忍頂寺](距離35.24km 累積標高1296m)

 

日記

今回は赤線(足跡)繋ぎ目的で宝塚駅から高槻市摂津峡まで歩こうと出発。箕面まではほぼ舗装路で退屈なので、滝に寄り道しながら。箕面からは東海自然歩道を歩く予定。

阪急宝塚駅から北に歩いて、まずは清荒神清澄寺へ。この寺の奥には不動明王が祀られた「龍王の滝」がある。落ち葉が滝壺に静かに浮かび、晩秋らしい情緒ある雰囲気を演出している。

清荒神清澄寺からは東へ巡礼街道を逆ルートで歩く。
巡礼街道は西国三十三所観音霊場巡りの道で、宝塚市域では中山寺が24番札所となっている。23番の箕面市勝尾寺から、25番の加東郡社町清水寺まで街道が続いているらしい。(宝塚市が巡礼街道として整備しているのは阪急山本駅から宝塚駅の北側まで)
途中、札所ではないが、売布(めふ)神社、有高稲荷大明神などの寺社なども点在している。
今回は一つひとつ寄り道すると時間がなくなるのでチラ見で通過。

阪急山本駅から北に方角を変え、ようやく山に入る。山道になり大聖不動尊のゲートをくぐり、分岐で右にとり渓流の音を聞きながら遡ると巨岩が現れて、程なく「最明寺滝(さいみょうじだき)」に突き当たる。先程の龍王の滝とは雰囲気が違い、巨岩に囲まれた中に落ちる神秘的な滝だ。でも滝の上流は想像しづらいが住宅地やゴルフ場になっている。

最明寺滝から少し戻り、滝を大きく巻くルートで滝上へ。川西市飛地の住宅地から峠を越え、遠くに霞む大阪の街を見ながら急坂の舗装道を下って行く。川西市から猪名川を渡ると大阪府池田市に。五月山公園からは丘陵地のアップダウンある交通量の多い府道箕面池田線の歩道をひたすら歩く。
ここは見所もなく退屈な道なので少々疲れる。

次に東畑交差点で左折して住宅地の急坂を登って「石澄(いしずみ)の滝」へ寄り道。
石澄の滝は池田市と箕面市の境にある落差27mの立派な滝で、近くの箕面大滝が観光地であるのとは対照的に、こちらは秘境の自然味あふれる滝。でも実は上流にゴルフ場があるのですが...
滝までのルートや滝周辺の自然環境はよく、入口の倒木にはヒラタケが生え、石澄の滝に至るまでにも小滝がいくつかあったり、美しい紅葉が残るなど、楽しませてくれる。
滝に到着して出発以来初めて休憩らしい休憩。早い1回目の昼食を摂りながら滝を眺めていると下段にちょうど虹がかかっていた。

元来た道を府道まで戻って箕面方面へ。
箕面駅からは観光客の多い瀧道を行く。
「箕面大滝」へは久しぶり。滝周辺ではまだまだ素晴らしい紅葉が楽しめる。

箕面ドライブウェイに上りしばらく車道を歩くと、左手ガードレール越しに2条の小滝が見られる。木々に遮られてはっきり全景が見えないが、この滝には名前があり「雄滝」と呼ばれている。一説には有名な箕面大滝が雌滝でこの滝とともに夫婦の滝だと言われている。落差が10倍ほど違うにもかかわらず大滝が雌滝とは...。

その先が東京八王子から続く東海自然歩道の終点。
ここで2度目の腹ごしらえをして、いよいよ東海自然歩道の山道を登る。
すでに長距離を歩いてきたあとの山道登りとなるが、足の付け根外側がやや痛むもののそれ以外は快調。

西国三十三所23番札所勝尾寺の裏山を尾根伝いに東海自然歩道は続く。
この勝尾寺の南東方向には「十兵衛の滝」という落差30mほどの滝が人知れず落ちているが、寄り道するにしては大きくルートを外れなくてはならず、時間を要するので今回はパスする。

しばらく東海自然歩道を歩くと足全体にやや疲れが感じられるようになってきた。
この先はペースが落ちてくるのではないだろうか。3度目の腹ごしらえをしながら地図と睨めっこ。この先の経由地の通過時間を計算する。
どうやら茨木市竜王山あたりで日が暮れそう。ヘッデンで全ルート踏破はできなくもないが、この先には茨木市の竜仙滝と高槻市摂津峡白滝があり、暗闇では滝を見ることはできない。これらの滝には何度か訪れてはいるが、やはりそこを通るからには滝にご挨拶したいし写真も撮りたい。
よって残りの未踏区間はまた後日訪れることにしようと決める。
各所のバス時刻をチェック。茨木市の忍頂寺できょうは終了としよう。

そしてちょっと退屈な道を歩き、16時30分のバス時刻には20分ほどの余裕を持って忍頂寺に到着。

 

 

阪急宝塚駅スタート

 

宝塚駅より北に歩いて清荒神清澄寺へ。

 

清荒神清澄寺

 

この寺の奥に「龍王の滝」があります。

 

「龍王の滝」をもう一枚

 

清荒神清澄寺から続く巡礼街道を東へ。途中には西国三十三所24番札所である「中山寺」があります。

 

巡礼街道脇に有高稲荷大明神

 

阪急山本駅前

 

阪急山本駅より寄り道
この門を潜ると最明寺滝への分岐です。

 

巨岩が現れると滝も間近

 

「最明寺滝」です。

 

「最明寺滝」の奥から

 

大きく滝を巻く道

 

長尾台住宅地から急な車道を下って川西市へ

 

猪名川を渡ると大阪府池田市

 

「石澄(いしずみ)の滝」に続く山道でヒラタケ発見

 

「石澄の滝」までにも小滝がいくつか

 

2番目の小滝は落差5mほどの立派なもの

 

3番目の滝は数段に分かれたナメ滝

 

ナメ滝上、廃墟前はまだまだ紅葉が美しい

 

奥に「石澄の滝」が見えてきました。

 

「石澄の滝」到着

 

虹がかかっています。

 

もう一枚

 

廃墟前の紅葉を逆光で

 

「石澄の滝」入口にあるカエデは真っ盛り

 

箕面に続く府道から大阪の街が望めます。

 

箕面大滝到着

 

紅葉と滝

 

箕面大滝をもう一枚

 

さらにもう一枚、虹がうっすらかかっています。

 

大滝付近はまだまだ紅葉が残っています。

 

この木は真っ盛り

 

紅葉をもう一枚

 

大滝の上流にある「雄滝

 

さらにこんな滝もあります。

 

ここが東海自然歩道終点
ここから逆行します。

 

背の高い杉に囲まれた東海自然歩道

 

展望所からの風景

 

こちらは別の展望ポイントから大阪市街を

 

真っ赤な房になった実、サネカヅラでしょうか?

 

だいぶ日が傾いてきました。

 

落ち葉フカフカの道を下って忍頂寺へ

 

忍頂寺交差点
本日はここで終了、続きはまた今度歩きます。


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