ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◆ 何気な、時。

        私の好きなノート。 
        これはまだ未使用。



 北関東の深谷市に住んでいたとき、よく行く文房具屋さんがあった。
 元々はハンコ屋さんだったような感じなんだけど、文房具も扱っていて、市内に支店が二つほどあった。
 
 住まい近くだった深谷駅前の支店の、そこで見つけたノートである。


 横長A5サイズということと、ノートのとじ目近くにミシン目があり、きれいに破ることができ使い勝手もよく、表紙のイラストもかわいくて、10数年来、このノートばかり使用している。

 札幌に来てからは、アマゾンで10冊単位で購入している。

 このノート、いつも私の机回りに放り投げられており、あらゆることをメモする。
 読書中、その本の気になることがあると、書名、ページ数、行数、それにセンテンスなども書き込む。

 更に、余白に忘れそうになったオランダ語の復習のためのセンテンスや語法の違いなども書き込む。

 こんな感じ。
 記述に於いて全くなんの脈絡もないので、私以外、何を書いているか分からないにちがいない。

 そのノートを、TVのCMなどのときに、ピラッと開いてみる。
 ああ、そうだったっけ、と納得したり、復唱したり、する。
 何気に頭に、うっすらと記憶される。

 私は、このノートにどれほどのセンテンスを記してきただろう。
 幾冊も重ねられたこのノートは、今となってみれば、大集積というか、大残骸というか、
 いったい、
 なんだろうね。


 
 


 

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