随分、前に読んだ村上龍の『半島を出でよ』上下巻。
これは、ストーリー展開が超面白く、まるでフォーサィスばりの小説だった。
上下巻とも、かなり分厚い本だったけれど、あっという間に読んでしまった。
速攻、映画化だってできそうに思ったけれど、まぁ、“半島”という単語から、具体的な国家名をイメージしちゃうということがね、北海道弁でいうところの、“あずましくない”ということだろうね。
それで、なによりも驚嘆したのは、巻末の参考文献の量だった!!
私が、2018年から断続的に継続して書いていているシリーズの文章の、参考文献をやはり列挙しなきゃいけないんだろうなと思い、読んだ本や資料など、その度に、エクセルに、書籍名、著者名、翻訳者名、出版社名 初版年月日を記載していたけれど、60冊を越えた段階で、放りだしてしまった。
研究者の紀要は、氏名、専門ジャンル名、大学名、掲載冊子名、紀要発行年月日などの記載がいる。とても勉強になるんだけれど、その資料文献量を記載するのは、ものすごく労力がいる。
こんなこと、やってらんない!!と思ったのである。
村上龍は、そういうことをマメにしてくれるスタッフが沢山、いるのだ。
でなければ、あれだけの参考資料の列挙は無理。
だから、私には、無理!!……ということである。