戦争が起きる原因は、だいたい五つの理由が考えられるという。
ひとつ目、「民族」の争い。
ふたつ目、「宗教」の争い。
みっつ目、「資源」の争い。
よっつ目、「政治」の争い。
いつつ目、「領土」の争い。
イスラエルとハマスの問題は、「宗教」と見せかけて、明らかに「領土」の問題。
ロシアは、「民族」の問題と見せかけて、明らかに「領土」の問題。
この絵本『ひつじの王さま』は、独裁政権と戦争との構造の根本を問うている。
ちなみに2015年出版。

この『ぼくがきみを殺すまで』が出版された2018年では、主権国家が他の主権国家を侵略するような戦争は起るはずがないと、世界中の政治家、軍事の専門家、一般の人々も、思っていたに違いない。
しかも、ロシアは国連安保理の理事の国である。
ロシアは堂々と言いがかりでしかない根拠を揚げて、ウクライナへ侵略し続けている。

「反戦」について、私が、思うこと。
ウクライナ戦争では、「反戦」=戦争を止めろ! とロシアに即刻、たたきつけたいが、ウクライナにそれを言えない。
ウクライナは国を失うことを意味するのだと思うから。
私は、「反戦」と、声高く、言えない。
<追記>
ロシアは、現在34万人、最近では一日1000人前後の死者を出している。
しかし、防衛省防衛研究所の兵頭慎治氏や、東大先端研准教授の小泉悠氏によると、プーチンの認識では、第2次世界に比べ、たいしたことないと考えているらしい。
人を、プーチンは、ひとつの消耗兵器と考えている。

グラフを引用したURLです。↓