
スマホが鳴る。
おっ? と思って、スマホを手に取ると、ほぼ同時にガツンと縦に来る揺れがあって、それからグラグラッと横揺れがきた。
震度5弱らしいが、我が家では、写真立てが、倒れた程度。
札幌市は、東京23区の、1.8倍の広さだということを、知っているだろうか。
その札幌市の東西南北を網羅している重要な交通機関が地下鉄である。
この地下鉄が、地震発生の9時22分以降、全線の運行が中止になってしまった。
札幌市地下鉄路線図 → →

札幌駅から、すすきのまでの区間は、地下街と、地下歩道空間があり、それらが解放されている。(因みに、テレビ塔横の市民プラザも解放されている。)
しかし、それ以外の地下鉄駅は、ショッピングモールなどに接続している駅は少なく、地下に降りて行くとコンコースしかない駅が沢山ある。
足止めされている人たちは、タクシー待ちに長蛇の列をなしているという。
JRは遅延ではあるが、終電までは運転をしていた。
そのJR駅と地下鉄駅が隣接しているのは、札幌駅と新札幌駅ぐらいだろう。地下鉄琴似駅はJR琴似駅まで徒歩圏内。(多分徒歩10分ぐらい)
バスは各地下鉄駅を発着としているので、例えば地下鉄宮の沢駅から大通り駅に行くバス路線はない。
北海道の冬の、しかも夜の地震は、恐怖だ。
9月の地震の時、「冬でなくてよかったね」と、多くの人が言っていたけど……。
行政は、そう思わなかったのかな。
取りあえず、昨年の9月の地震の時のように、停電にならなくて、よかった。
停電になったら、どこの家だって、暖房が止まってしまう。
燃料がガスだって灯油だって、ボイラーは電気で作動しているし、灯油ストーブだってポータブル以外は電気で動いている。
暖房が止まるということは、冬の北海道では断水よりも厳しい。
追記
深夜、TVの速報をみていたら、震源地の厚真では、雪崩、崖崩れが発生したようだ。怪我人は無しとのこと。