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ケセランパサラン読書記 ーそして私の日々ー

◆『ゆめくい小人』 ミヒャエル・エンデ 作 アンネゲルト・フックス 絵 さとうまり 訳 偕成社

 

これまた、昨日に続いて、粗忽な私が、やっちまった!はなしです。
この絵本、タイトルがとっても、夢があるでしょう。
"ゆめくい小人"って、なんとなく、妖精的な、フワフワイメージが浮かぶでしょ。
で、実際、ページをめくると、アンネゲルト・フックス、大活躍で、それはそれは不気味な、ゆめくい小人なのです。
しかし、私は、思ったのです。
可愛いスヤスヤ姫の、毎晩、眠れぬほどの悪夢を食べてくれるなら、  これぐらい不気味で「ちょうどイイ感じ!」と。
スヤスヤ姫のために父である王様が、旅の果て、見つけてきたゆめくい小人。
ほら、なんとも言えない愛嬌があるではありませんか。


それで、なにをやっちまったかというと、
これまた、知人の5歳の女の子のお孫ちゃんが、怖い夢を見て、泣く日が続いていると言ったのです。
それで、「あらぁ~、それなら、これ、オススメ!!」と言って貸して上げたのが、この絵本。
2日後、知人から電話があって「孫は怖がるし、嫁には叱られるし、なによ、あなた、この絵本!!」と、きびしく抗議されてしまったのです。

私の好きな絵本なんだけど、5歳女子には、リアル、怖いおはなしだったらしい。
とっても良い絵本なので、今度は、眠れぬ老女に、勧めることにしようっと。

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