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また年の暮れがめぐってきた。おむつから卒業することこそかなわなかったが、ずいぶん色々なことを一人でできるようになり、お友達や大人とのコミュニケーション能力も高まり、自分なりに成長を感じ続けた一年だった。
父殿は、私の記憶の良さに驚嘆することがあるという。絵本の言葉、挿絵の説明、お歌、ふと耳にした言葉、一度通っただけの道、何でもよく覚えているという。思いがけないときに、「ここでお蕎麦食べたよね!」などと言うので、父殿の方が忘れていたりして、びっくりするそうである。
母殿は私の音楽好きを評価していて、最近はよくご自分のピアノを私に弾かせてくれる。もちろんただ不規則に鳴らすだけだが、私はこれが大いに気に入っていて、しばしば自分からせがんで弾かせてもらう。母殿はひそかに、私にピアノかバイオリンか何か習わせてみようかと考えている。
先日三歳児検診というものがあり、近くの保健所で大勢の同年輩の子供と一緒に受けた。みんなで並んで座って受けた保健士の方のお話の時には、紙芝居の絵を示す質問に真っ先に大きな声で答える積極性を見せ、個別の面談でも、積み木を作ったり絵を描いたりする指示をテキパキとこなした。自分で言うのもなんだが、結構いい方に目だっていたようである。
父殿母殿は何を思ったか、二人そろってバイクの免許を取りに学校に通い始めた。私も土日にはくっついて行って、二人が交代で私を見て、教習を受けている。実際に免許を取ってある程度うまく乗れるようになったら、私も後ろに載せていただけるそうである。乗り物は何でも好きな私であるから、今はただ眺めているだけだが、スピード感、爽快さを想像するだけでも、既にして大いに胸をときめかせている。転んだらやや痛そうではあるが、そこはお二人の用心に期待するしかない。母殿は、エリミネーターとかいう何だか恐ろしくパワーのあるバイクに乗りたがっていて、ただ転んでしまったら自分で起こせるものか心配で煩悶されている。
先日クリスマスには、大きなおもちゃ屋さんに出かけ、何でも好きなものを選んで良いと言っていただいた。車、電車、積み木やブロック、楽器の類など見るもの皆目を引かれたが、ふとある電車の模型が目に止まると、他のものは全く欲しくなくなった。さほど値段の高いものではなかったので、父殿母殿は他のにしたら?と勧めてくれたが、私は決心を変えなかった。こういうのを一目ぼれというのであろう。包んでいただき家に帰ってくると、保育園に行くときも寝るときも手元から離すのが辛いくらい、大切な宝物となっている。
父殿は、私が言うことをきかなかったりすると、「サンタさんはいい子にしかプレゼントくれないんだよ。悪い子にしてると、電車サンタさんに返してくるよ」などと脅す。「みのりくん、いい子にしてる。」と、私は言いつけに逆らわぬよう努め、ボタンを押すと流れる発車アナウンスや走行音にうっとりと耳を傾け、ドアの開閉操作を入念に行い、部屋中を走らせて大いに楽しんでいる。
父殿は、私の記憶の良さに驚嘆することがあるという。絵本の言葉、挿絵の説明、お歌、ふと耳にした言葉、一度通っただけの道、何でもよく覚えているという。思いがけないときに、「ここでお蕎麦食べたよね!」などと言うので、父殿の方が忘れていたりして、びっくりするそうである。
母殿は私の音楽好きを評価していて、最近はよくご自分のピアノを私に弾かせてくれる。もちろんただ不規則に鳴らすだけだが、私はこれが大いに気に入っていて、しばしば自分からせがんで弾かせてもらう。母殿はひそかに、私にピアノかバイオリンか何か習わせてみようかと考えている。
先日三歳児検診というものがあり、近くの保健所で大勢の同年輩の子供と一緒に受けた。みんなで並んで座って受けた保健士の方のお話の時には、紙芝居の絵を示す質問に真っ先に大きな声で答える積極性を見せ、個別の面談でも、積み木を作ったり絵を描いたりする指示をテキパキとこなした。自分で言うのもなんだが、結構いい方に目だっていたようである。
父殿母殿は何を思ったか、二人そろってバイクの免許を取りに学校に通い始めた。私も土日にはくっついて行って、二人が交代で私を見て、教習を受けている。実際に免許を取ってある程度うまく乗れるようになったら、私も後ろに載せていただけるそうである。乗り物は何でも好きな私であるから、今はただ眺めているだけだが、スピード感、爽快さを想像するだけでも、既にして大いに胸をときめかせている。転んだらやや痛そうではあるが、そこはお二人の用心に期待するしかない。母殿は、エリミネーターとかいう何だか恐ろしくパワーのあるバイクに乗りたがっていて、ただ転んでしまったら自分で起こせるものか心配で煩悶されている。
先日クリスマスには、大きなおもちゃ屋さんに出かけ、何でも好きなものを選んで良いと言っていただいた。車、電車、積み木やブロック、楽器の類など見るもの皆目を引かれたが、ふとある電車の模型が目に止まると、他のものは全く欲しくなくなった。さほど値段の高いものではなかったので、父殿母殿は他のにしたら?と勧めてくれたが、私は決心を変えなかった。こういうのを一目ぼれというのであろう。包んでいただき家に帰ってくると、保育園に行くときも寝るときも手元から離すのが辛いくらい、大切な宝物となっている。
父殿は、私が言うことをきかなかったりすると、「サンタさんはいい子にしかプレゼントくれないんだよ。悪い子にしてると、電車サンタさんに返してくるよ」などと脅す。「みのりくん、いい子にしてる。」と、私は言いつけに逆らわぬよう努め、ボタンを押すと流れる発車アナウンスや走行音にうっとりと耳を傾け、ドアの開閉操作を入念に行い、部屋中を走らせて大いに楽しんでいる。
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