黒猫チャペルのつぶやき

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保育参加の日

2005年11月15日 | みのりのつぶやき-成長の足跡
 私の通う保育園には保育参加という制度があり、保護者が保育園で園児とともに過ごし、園での日常を見学し、保育士から育児についての指導やアドバイスを受けることができる。先日、父殿が休日を取ってこれに参加した。園では私は一番の年少であるが、同じ月の近い日にちに生まれた子供もおり、父殿としては成長度合いなどを比べて眺めてみるのも楽しみの一つであったようだ。

 私よりほんの数日早く生まれたY君という男の子がいる。Y君も父親に送ってこられることが多く、パパっ子だと言われているのだが、他所の男の人々にはかなり人見知りをする性格である。父殿が来た時丁度彼は眠っていたのだが、目覚めて普段どおりに遊ぼうとしたところ見知らぬ大人がいる。泣き出しこそしなかったものの、極度に不安そうな表情になり、父殿の方に目を向けて動かずじっと監視するような姿勢になった。おもちゃに取り付いて遊び始めても警戒心は緩まず、しばしば父殿を見やってよもや近づいては来ないかと始終気にしている。保育士の方が「それならいっそのこと。」と父殿に抱っこさせてみたが、不安で身じろぎもできない風情で、今にも泣き出さんばかりの顔になっていたので、早々にこの試みは諦めた。下りると慌てて這って、手近な保育士さんの膝に上って安堵していた。

 そんなであったが父殿が繰り返し話しかけ、笑顔を向けていると次第にY君の態度も軟化していった。しまいにはY君の方から笑いを見せて、持ったおもちゃを父殿に差し出したりするようになったから、「Y君、すごい進歩だね」と皆さんから拍手が出たくらいだった。

 今私のクラスには私以外の園児が5名、内やや年かさでもう歩けるようになった子が3名、あとの二人は私と同じ11月生まれで、揃って今月中に1歳の誕生日を迎える。女の子が1人、あとは男である。一番活発なのが女の子のRちゃんで、他は概して余り大きな声も出さずおとなしい子ばかりである。私は小さいくせに目だって騒がしく、みんなで輪になって遊んでもらっていてもじっとしておらず、他のことに興味を惹かれると好き勝手に動き回っている。他の子の持っているおもちゃを欲しがったり、保育士さんに構ってもらいたがったりする欲求の表出も激しい。眺めていた父殿にはどう映ったことやら。

 この日はバギーに乗せられみんなで散歩に出かけて、園の周りを日光を存分に浴びてお散歩し、通る電車にバイバイと手を振り、戻ると父殿が保育士さんの指導をうけつつ離乳食を食べさせてくれた。この頃は、お椀やコップから飲み物を飲むのも、まだこぼしてしまう量も多いながら結構うまくなってきた。食い終わると他愛も無く私は寝入り、父殿が帰ったのも知らずにいた。やや興奮気味に遊んでいたせいか、よく眠った。

 1歳の誕生日まであと数日を余すのみである。ここ数日、私は時折ほんの一瞬であるが、床からよろよろと立ち上がってものによりかからずに二本の足で立つようになった。しっかりとバランスを取って立つようになるまであとわずかである。その他一つ芸を覚えた。保育士さんの歌う歌に合わせて、手を口に持っていって「アワワワワ」と発声するのである。その響きが気に入って、近頃は家でもよくやってみせている。

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