黒猫チャペルのつぶやき

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秩父鉄道

2012年10月01日 | みのりのつぶやき-旅行
 このところ忙しくお出かけの機会が少なかったが、9月最後の土曜日、秩父鉄道に乗りに赴く。東武線で羽生まで出て、秩父鉄道の一日乗車券というのを買って終点の三峰口まで乗ってみた。朝早かったせいもあって車内はガラ空きである。寄居を過ぎたあたりから、次第に山が深まっていき、平行して流れる荒川の澄んだ水面が見え隠れする。幾度も鉄橋を渡り、山里にぽつねんと建つ駅の眺めを過ぎ、このあたりの中心地である秩父の市街を後にすると、ほどなく終着駅三峰口に到着。駅からすぐの鉄道車両公園を訪ね、昔の機関車に乗り込んでしばし遊び、白川橋まで歩いて深い谷底をのぞきこむなどして過ごす。

 そこからまた電車でとって返し、長瀞で下車。早速歩いて、川下りの船が発着している川べりまで降りてみる。透き通った水の流れがとてもきれいだ。ラフティングのゴムボートに乗ったグループの人たちは川に飛び込んだりして存分に自然との触れ合いに興じている。私も穏やかな水面に向かって水切りに挑戦したり、名だたる岩畳を登り降りしたりして時間を忘れて遊んだ。しばらくするとお腹も減ってきたので、沿道にひしめく食事処の中から「みやま」という一軒のお蕎麦屋さんを選んで入る。母殿はクルミ汁蕎麦、父殿は冷汁蕎麦というのを選び、私は普通のざる蕎麦をいただいたが、量も結構多かったがのど越しが良くておいしくて、きれいに完食した。さらに沿道で竿さし餅というのを買ってこれも歩きながら平らげる。お店には色々な昔のブリキのおもちゃを売っていて、焼けるのを待つ間も眺めて楽しかった。

 その後坂道を登って宝登山神社にお参りし、帰り道で、楽しみにしていた阿左美冷蔵さんの宝登山道店でかき氷をいただく。人気のお店であるが、幸いそんなに待たなくて入れた。頼んだのは「蔵元秘伝みつ」と「いちごミルク」の二種。どちらもお皿に塔のように高く盛られているが、少しずつシロップをかけながら食べると口の中で実にさわやかに溶けて、いくらでも食べられそうにおいしい。そんじょそこいらの氷とは一味もふた味も違うということがよくわかった。満足してまた川原に遊びに戻り、母殿とヤマメか何かの稚魚であるのか、小さな魚をつかまえたりして小一時間遊んだ。そしてまた、長い時間電車に乗って帰って、楽しい行楽の一日を終える。

          

 ところで先日、隅田公園で開かれた東京スカイツリーの写生会に参加したことを書いたが、それきりその時に描いた絵のことなど忘れていた。それが突然、私宛の郵便物が届いたので開けてみると、私の作品が「隅田川Art Bridge スカイツリーを描く絵画展」なるものに「優秀賞」として選ばれたのだという!今月の30日から、東京藝術大学大学美術館に展示されるのだそうで、授賞式もあるとのこと。こんな晴れがましい思いをするのは初めてのことで、さて何を着て行こうか?と今からワクワクしている。

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