歩こう、登ろう

今年は色んなことをしたい

富良野西岳、頭の中はダニだらけ。

2020-06-14 | 登山
※この記事には「ダニ」という言葉が数多く含まれます。ご注意ください。

山の名前がグッと来るせいか、ずっと登りたかった富良野西岳。
日曜からはぐずぐずお天気予報の道内なので昨日行ってきました。

土曜の登山はちょっと苦手。
金曜まで働いて疲れもピーク。そして仕事終わりに車を借りて、買い物を済ませたり
登山の準備をしたりでバタバタ。

この週は比較的仕事が落ち着いて疲れは軽めでしたが、
初めての山に緊張して寝付いたのは深夜2時頃・・・


なんとか4時に起きて4時半に札幌出発。
超久しぶりに高速道路様の力を借りて登山口に着いたのは6時半過ぎ。
予報通りのピーカンです。
今日は富良野西岳の山開きらしいから、絶対人が入っているだろうと気持ちも安心。
(後からHPで確認すると山開き中止だったらしい。このご時世、当たり前か・・)


鈴を2個付けてるし、山開きだしルンルンで進みます。
最初はこんな感じで平坦で歩きやすい登山道。


沢に到着。
ここから何度も渡渉を繰り返します。ありがたいことにたくさんのピンクテープ。
迷うことはありません。
それなりの水量でじゃぶじゃぶ浸かったけど、もう少しでも気温が低かったら末端冷え性の私には無理だったかも。
この日は30度近かったらしいので、沢を抜けたらすぐ乾きました。


こんな感じで荒れまくっている所も。
足元を滑らせてケガでもしたら終わり。慎重に登っていきます。


この看板が出てきたら沢終了です。
ここから急登が始まります。草が生い茂っていて登山道も斜め。登りやすいとは言えない道です。
つづら折りで登っていくけど、こっちでいいんだよね??と悩んだところもあり。
踏み跡を見落とさなければ問題ないけど、なんせ初の山なので少し緊張しました。


稜線に出ると真正面に芦別岳。
おぉー!と一瞬感動したけど、この少し前あたりから軍手や足にダニが付くようになって気が気でない状態。
めちゃくちゃ快晴で楽しい尾根歩きなハズなのに、頭の中はダニでいっぱい。


このぼっこが見えるまでも草木を掻き分けながら進んでいたので、
早く山頂でダニをほろわなければという一心。


そして山頂。誰もいないのが不思議。
まずTシャツを脱いで全身をバシバシほろい、ザックなどの付属物も全て天日干し。
やっと精神的に落ち着いて芦別岳様を拝む。
この日は夕張岳への林道が開通。賑わっていることでしょう。


十勝岳連峰様。トムラウシまで見えました。
ムービーを撮っていると袖からスッと虫が登場。
叫んだのはもちろん、スマホをぶん投げ錯乱状態。
すべての虫がダニに見えてくる。
素晴らしい景色がもったいないけど、もはや私の脳みそはダニに侵されてしまったと悟り下山を開始することにしました。


スキー場コースは歩きやすくて平和かと思いましたが、
下山中もダニがついてはほろい、の繰り返し。
ロープウェイ山頂駅まで下りたらあとはスキー場斜面をひたすら下るだけなので
ダニの心配なく歩くことが出来ました。

途中油断して草原の中に潜んでいた動物さんの糞で滑って転びましたが、
ダニとの戦いに比べたら蟻みたいなもん、手についた水分たっぷりの糞にフッと一人微笑みながら下山完了したのでした。


これは帰りに撮った沢コース(左)とスキー場コース(右)の分岐です。
ロープウェイ山麓駅の裏の作業道を道なりに進むと、この分岐が出てきます。
沢コースを少し進むと登山届ボックスもあります。


帰りは気になっていた三笠の湯の元温泉へ。
大人500円です。内風呂ひとつ、露天風呂ひとつのこじんまりとした温泉ですごく良かったです。
でも温泉に行くかすごく迷いました。
果たして自分の体のチェックが出来るかどうか。
もし付いていたらどうするか、実家に直行するか、皮膚科が開く月曜まで直視せず放置するか。
考えただけで恐ろしいけど、脱衣所で鏡越しにチェック。
なんとNOダニでした。
そこからすべてがお花畑
やっと解放されました。


すっかり気分も良くなり道の駅で豆乳ソフトクリームのご褒美。

富良野西岳、沢登や急登など本当にバラエティに富んだ山でした。
ちょっと定山渓天狗岳に似てるかな?という印象です。
虫には悩まされるけど、前半の沢登はヒンヤリして真夏登山にぴったりです。

ダニダニうるさくしてしまいましたが、
虫がイヤなら山に行くなと自分でも思います。でも登山は唯一の趣味。
虫がいるって分かって山に行くんだけど、ほぼ毎回虫パニックを起こす・・
それが私の登山スタイルです。

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