3/11(木)【豚カツ屋の生姜焼が旨い】
カトレア
東京都練馬区豊玉北4-12-17
練馬界隈で午後から打合せがあり、SNS友の何度も投稿していたお店に訪問。
「家庭料理の延長線上の丁寧な美味しさがいい」「とんかつも旨いが生姜焼がたまらない」
そんなレビューに、生姜焼スイッチ全開になり、午後の打合せの前に、訪問しました。
11:40先客1名、入口で手指の消毒を促され、カウンター席には、アクリル板、カウンター内の厨房のおかあさんの、ワンオペだ。
注文後、ほどなくして、カウンター越しに現れた ロース生姜焼は、気持ちが良いくらい大きな肉が2枚ドサッと鎮座し、皿からはみ出す勢いだ。
キャベツのやまなみをバックに従えて、そびえ立っている。
ワクワク感があるな
まずは、豚汁を一口、三つ葉の香りがいい、箸で掬い上げると、ほどよい大きさの豚肉と野菜たちが出てくる。
豚汁で❤️はすでに鷲掴みにされる。
ほどよい厚みのロース肉は、片栗粉をまぶしソテーしたタイプ、
街中華や労働者の食堂に比べると、薄味にも感じるが、優しく包み込むような味付けに癒される。
糠漬けの漬かり具合も絶妙だ。大根は店頭に天日干しにしてあったあれだとわかる。米も艶々して美味しい。
仕事が終わったあとなら、豚カツで飲みたい、そんな店だ。
割り箸には、昨年末で50周年とのこと、料理番組に登場するような上品な おかあさんは、
もうすぐ80歳に手が届くとのこと、ご主人は早くに他界され、ひとりで切り盛りされているとのこと。
流行り廃りに関係なく、すべてが丁寧な料理、雰囲気が伝わってくる。
最後にカウンターに、食べ終わった食器類を上げて、お絞りでテーブルを拭いていると、
カウンター越しに「ありがとうございます。すみません」
ほんとうに、美味しかったですよ、ごちそうさまでした。
打合せ先まで、天気も良いので散策がてら、のどかな練馬界隈を30分ほど、歩いた辺りで、支払いを忘れたことに気づく、……
電話にでたおかあさんに、支払い忘れて今気付いた旨を話すと、
おかあさん「私も、忘れてました(笑)」
私「夕方は何時からですか?」
おかあさん「5:30からですが、……今度来たときで良いんですよ」
料理には人柄がでる、おかあさんの、声に温かな人柄を感じました。
打合せも順調に終わり、お詫びに甘いものでも手土産持って伺うことにしました。
ロース生姜焼定食(1350)
大きさ、味、そして
おかあさんの温かさ、
すべてが最高の生姜焼でした。