宇品の
「うみねこ社」で
こんなカードを目にしたからでは
ないと思うのですが
帰り道
遠くの地面に
何か動くものが
少しずつ
近づきます
どうやら
生まれたての子猫です
さらに
そ～と
近づきます
あたりには
親猫の気配も兄弟の子猫の姿も
ありません
どうやら
この子だけがポツンと
とり残されたみたいです
この情景
先ほどの、ポストカードの「絵」と
頭の中で重なります
子猫は
目も見えていない様子です
そして
この子猫をどうするべきか
私が悩んでいると
背後から
二人乗りをした二組の
一見、不良姿の少年達が立ち止まり
ヒヨイッと、子猫を抱え上げ
四人は相談を始めます
その内容は
いじめるのではなく
どうやって子猫を助けるか
そんな相談をしながら
この場から立ち去って行きました
ただただ、傍観していた私と比べれば
彼等は「救世主」
子猫にとって
彼等は「ひろいの神」
その後
どうなったかは分かりませんが
少年達の心根を信じ
子猫にとって
最良の結果になることを
願いたいと思います。