ようやくインプも最終回。
丸目で不評だったフロントマスクを変更。
スペックCはニュルで8分を下回る高いポテンシャル(要MediaPlayer)を秘めている。
操作性も安定性も歴代の中ではぴか一だ。
砂まみれになって命がけの撮影(笑)
インプ最後の『ひゃっほぉ~っ!!』で憂愁の美を飾る。
ghostrider解説員、J室岡解説員のご協力無しには成し得なかった歴代インプ撮影。
両名に深く感謝したい。
追記:ghostrider解説員のコメント
コレが欲しかったんだよ! (ghostrider解説員) |
2005-07-26 19:36:53 |
丸目インプレッサのあまりの不評と、GDベースのWRカーの問題(プロトタイプで予定されていたライト上のエアスクープが「レギュレーション違反」で禁止されたため、予定していたボンネット内エアフローが確保できなかった)などから、このメーカーにしては異例の2年というショートスパンで、大がかりなフェイスリフトが施されました。それがこのGDタイプIIインプレッサです。 このボディのデザインは、SWRTのWRカーをデザインしたピーター・スティーブンスが担当し、非常にスピード感のあるシャープなデザインに変更されています。逆エッジになったインタークーラー用エアスクープあたりは少々やりすぎの感もありますが、丸目インプレッサに冷淡だった(GC系オーナーをはじめとする)インプレッサファンに 「オレたちが欲しかったのは、こんなインプレッサなんだよ!」 とヒザを叩かせた(笑)いいデザインになっています。 スティーブンスのデザインによる「涙目」型ヘッドライトは、同時にWRカーのライト能力向上も狙っており、薄暮ステージでもライトポッド装着なしで走行可能とされています。 同じくスティーブンスのアイデアに基づく「チーズ削り器」ウィングを備えたタイプIIベースのWRカーは、ペター・ソルベルグ(得意技:ハコ乗り・ノールックサイン)の手でドライバーズチャンピオンを獲得しました。 エンジン含めたドライブトレーンは基本的にタイプIのそれを引き継いでいますが、トルクはついに40kgmを突破し、本編で書かれているようにニュルブルクリンクで8分を切るという驚愕のパフォーマンスを発揮するに至っています。 ※余談ですが、R33スカイラインGT-Rが同じく8分を切った際には、ほとんどN1仕様並にボディを補強したり内装を剥がしたりしたそうで、「素」のままではR32のレコード更新すら難しかったそうです。 写真のスペックCは、エアロパーツの簡略化やボディの薄板化などでダイエットしたモータースポーツベース仕様の軽量バージョンです。特筆すべきは、スペックCのみの特殊仕様としてターボが換装されており、ターボラグの改善が行われています。各部の仕様変更も相まって、販売価格はノーマルのSTiより安いにもかかわらず、非常に手の込んだ仕様とされています。ラリー仕様としても、「従来型RA・STiよりキロあたり2秒速い」という驚愕の高性能を発揮しています。 WRCに新設されたグループNチャンピオンシップ「PCWRC」制覇に燃えるスバルは、この「手が込んでいるわりに安くて、大量販売も見込めないし儲けも少ない」スペックCでFIA・グループNホモロゲーションを取得するという英断を行い、まずWRCラリージャパンのゼロカーにコレを投入。そのハンドルを握ったのはあのトミ・マキネンでした。 2005年PCWRCでは、それまでグループNで無敵を誇ったランサー勢を押しのけてインプレッサが勝ちまくっています。PCWRCのトップコンテンダーである新井敏弘選手にとっては、2年越しの宿願であるチャンピオン獲得に向けた最強ウェポンを手に入れられたと言えるでしょう。 コレを見てしまうと例の新型は…ねぇ(苦笑) アレはアレで、見慣れればかっこいいかもしれないし、少なくとも予想イラストよりは癖のないデザインなんですけど。 |
これがトルク40kgに貢献しているかは知りませんが、スム-ズに成ったのは確かです。
ちなみに、等長マニはレガシ-で知りましたし、試乗もレガシ-でした。
音自体も、「ドッドッドッ「と言うボクサ-独特の音から、直4並みの音に為ってしまったので、なんとなく物足りないですなぁ(´ヘ`;)ハァ
FCさんご指摘感謝。
インプレッサの等長エキマニは、翌年登場のBP型(現行型)レガシィのそれを前倒し搭載したモノです。コレによりトルクアップはしたんですが、不等長エキマニが生んでいたボクサーサウンドが普通の4発の音になったわけで。
まあ、WRカーはもっと前(97年)から等長エキマニだったんですが。