今回は武四郎の紀行文のうち、「知床紀行」をご紹介します。
「知床紀行」
ウペウ、ウペウコエキ、ヒラ、ピラ、アマクウ、クウ、ソウ、シュンク、ウヌンコイ、ル、チノミノウシ、カムイノミウシ、チャシ、ラン、リイポクヲマナイ、リイホコヲマイ、ヲタツネタツカルウシ、ヲタツニウシ、イチヤヌイ、シヤケンベ、セムイ、ウルツプ、チャロクンネ、レプン、シララ、ホロムイ、シベ、チナ、ルイベ、アタツ、チカプコエキ、サキムイ、カモイコエキ、カモイ、カモイチセ、ヲルンチセ、チロンヌプ、チロンヌプコエキ、トベニ、ルイ、ルウ、トノカルウシ、トウヌカルウシ、クウ、アマッポ、アマポ、アマホウ、キキル、ルシャ、ルエサン、ルエシャニ、フプ、トトロップ、トカル、トッカリ、ムイ、キムンカムイ、リウ、ピラ、ヲケタ、モエレ、ツーカリ、トカリ、ペケレ、ノツ、メイ、メウシ、ホル、ニカルウシ、シネシュンエト、シュネウシエト、ペケレホル、イナラ、アンラコル、トマ、トレップ、ハル、シラコル、サラパ、サランパ、シユム、タ、タンネ、シラリ、ヲンネ、パシクロ、カルマイクシ、カラマヨコウシ、カラベイヨクシ、ウンチセ、ウチセ、チセ、ワタラ、フウレソウ、ポンソウ、フプ、ウシ、シリエト、クツタラ、プトソウウシベツ、ソウランベツ、ショウランベツ、チャラセ、ポル、シュプニウシ、スフヤニ、フプウシノツ、フプウシナイ、ユワヲソウ、サンケ、タッコブ、タッコプ、ヲツプ、マレプ、カウリリ、エトピリカ、エト、ピリカ、プクシヤ、キトビル、モチップ、イシカリ、チカポイ、チカプポロ、フレペ、プクシャウシタッコプ、プクシャウシノツ、フレ、ベ、ペ、プウ、ニ、ア、パッ、テ、ペケレ、ペレケ、チヤシ、コツ、エト、フンベ、ヲマ、シャリクシ、シャリ、クシ、チライ、ヲンネ、ノッカマプ、ミトシ、カンナルシ、シイキナ、ウマサキナ、ムリ、カトギ、クといったアイヌ語が記載されています。
ウペウとエペウはアイヌ語でヒラメの意味、
ウペウコエキはアイヌ語でヒラメ捕りの意味、
ヒラとピラはアイヌ語で崖崩れの場所の意味、
アマクウはアイヌ語で置弓、仕掛け弓の意味、
クウはアイヌ語で弓の意味、
ソウはアイヌ語で滝の意味、
シュンクはアイヌ語でエゾマツ、
ウヌンコイはアイヌ語で両岸の絶壁が迫っているところ、
ルはアイヌ語で路、
チノミノウシはカムイノミウシをこのように書き取ったもので、アイヌ語で神にいつも祈るの意味、
チャシはアイヌ語で砦の意味、
ランはアイヌ語で落ちるの意味、
リイポクヲマナイはアイヌ語で高い崖の下にある沢の意味で
リイホコマイはリイポクヲマナイをこのように書き取ったもの、
ヲタツネはアイヌ語で樺の意味、
タツカルウシ・タツネウシはタプカルウシをこのように書き取ったもので、それぞれタツカルウシはアイヌ語で樺皮をいつもとるところ、
タプカルウシは人が踊っているような形の木が多いという意味、
ヲタツニウシはアイヌ語で川口に樺が多い、
イチヤヌイ・シヤケンベ・セムイ・ウルツプ・チャロクンネはアイヌ語で鱒の意味、
レプンはアイヌ語で沖の意味、
シララはアイヌ語で大岩の群がっているところの意味、
ホロムイはアイヌ語で大きな湾の意味、
シベはアイヌ語で鮭の意味、
チナはアイヌ語で乾鮭、
ルイベはアイヌ語で凍った鮭、
アタツはアイヌ語で乾いた肉、
サキムイはアイヌ語でわずかばかりの川、
カモイコエキはアイヌ語でクマ猟、
カモイはアイヌ語でクマ、
カモイチセはアイヌ語でクマの穴、
ヲルンチセはアイヌ語で暗い庵、
チロンヌプはアイヌ語でキツネ、
チロンヌプコエキはアイヌ語でキツネ捕り、
チカプコエキはアイヌ語で鳥を捕る(鳥を捕るといえば宮沢賢治の銀河鉄道の夜が有名である。)、トベニはアイヌ語でカエデの意味、
ルイ・ルウはアイヌ語で砥石の意味、
トノカルウシは、トウヌカルウシをこのように書き取ったもので、アイヌ語で日和を見るところの意味、クウはアイヌ語で弓の意味、
アマッポ・アマポ・アマホウはアイヌ語で仕掛け弓の意味、
キキルはキキリをこのように書き取ったもので、虫や昆虫などの意味もあるが、ここではアイヌ語で蚊の意味、
ルシャはアイヌ語で道越えるの意味、
ルエサン・ルエシャニはルシャの語源となったもので、道下るところの意味、
フプ・トトロップはアイヌ語でトド松の意味、
トカル・ツーカリ・トカリは、トッカリをこのように書き取ったもので、アイヌ語でアザラシの意味、
ムイはアイヌ語で湾の意味、
キムンカムイはアイヌ語で山の神の意味、
リウはリーをこのように書き取ったもので、アイヌ語で高いの意味、
ヲケタはアイヌ語で脚を出すの意味、
モエレはアイヌ語で遅いあるいは休む、
ペケレはアイヌ語で明るい、
ノツはアイヌ語で岬、
メイはメアンをこのように書き取ったものでアイヌ語で寒い、
メウシはメウンをこのように書き取ったもので、アイヌ語で寒いところの意味、
ホルはアイヌ語で洞の形、
ニカルウシはアイヌ語で木を取るには多い、
シネシュンエト、シュネウシエトはアイヌ語で樺皮を灯して魚を捕る、
ペケレホルはアイヌ語で明るい洞、
イナラはイナウをこのように書き取ったものでアイヌ語で木幣、
ハル・シラコル・アンラコルはアイヌ語でクロユリ、
トマはアイヌ語でエンゴサク、
トレップはアイヌ語でウバユリ、
サラパ、サランパはアイヌ語でさようならの意味、
シユムはアイヌ語で西、
タはアイヌ語であるの意味、
タンネはアイヌ語で長い、
シラリはアイヌ語で岩磯、
ヲンネはアイヌ語で大きい、
パシクロはパシクルをこのように書き取ったもので、アイヌ語でカラスの意味、
カルマイクシは、カラマヨコウシ、カラベイヨクシをこのように書き取ったものでアイヌ語でチョウザメを狙うところの意味、
ウチセはウンチセをこのように書き取ったものでアイヌ語でそこにある家の意味、
チセはアイヌ語で家、
ワタラはアイヌ語で険しい岩の意味、
フウレソウはアイヌ語で赤い滝、
ポンソウはアイヌ語で小さい滝、
フプはアイヌ語でトド松、
ウシはアイヌ語で多い、
シリエトはアイヌ語で岬、
クツタラはアイヌ語でいたどり、
プトソウウシベツはアイヌ語で川口に滝がある、
ショウランベツはソウランベツをこのように書き取ったもので、アイヌ語で滝が落ちる川、
チャラセはアイヌ語で滝、
ポルはアイヌ語で洞窟の意味、シュプニウシ・スフヤニはアイヌ語で寄木が多いの意味、
フプウシノツはアイヌ語で少しの出崎にトドの木が多いという意味で、
フプはアイヌ語でトドマツ、
ウシはアイヌ語で多い、
ノツはアイヌ語で岬の意味、
フプウシナイはアイヌ語でトドの木立が生い茂っている川、
ユワヲソウはアイヌ語で硫黄水の流れ落ちている滝の意味で、
ユワヲはアイヌ語で硫黄、
ソウはアイヌ語で滝の意味、
サンケはアイヌ語で下るの意味、
タッコプはタッコブをこのように書き取ったものでアイヌ語で丸山の意味、
ヲツプはアイヌ語で括(くくり)槍(やり)の意味、
マレプはアイヌ語で鉤(かぎ)槍(やり)、
カウリリはアイヌ語でケイマフリの意味(ケイマフリはよく天売島や焼尻島においてみられることが有名だが、知床もこれらの島と並び繁殖地の一つとなっている)、
エトピリカはアイヌ語で花魁(おいらん)鳥の意味、
エトはアイヌ語で觜(くちばし)、
ピリカはアイヌ語で美しいの意味、
プクシヤ・キトビルはアイヌ語でギョウジャニンニクの意味、
モチップはアイヌ語で持府船の意味、
イシカリはアイヌ語で行き留り、
チカポイは、チカプポロをこのように書き取ったものでアイヌ語で岩穴に種々の水鳥が巣をつくるところの意味、
フレペはアイヌ語で赤い水の意味、
フレはアイヌ語で赤い、
ベは、ペをこのように書き取ったものでアイヌ語で水の意味、
プクシャウシタッコプはアイヌ語でギョウジャニンニクが多いところ、
プクシャウシノツはアイヌ語でギョウジャニンニクが多い岬、
プウはアイヌ語で倉庫・庫(くら)、
ニはアイヌ語で木、
アはアイヌ語で鈎(つりばり)、
パッテはアイヌ語で釣る、
ペケレ・ペレケはアイヌ語で明るいの意味、
チヤシはアイヌ語で砦、
コツはアイヌ語で地面、
エトはアイヌ語で鼻岬の意味、
フンベはアイヌ語で鯨、
ヲマはアイヌ語で入る、
サルクシはシャリクシをこのように書き取ったもので、アイヌ語でそのあたりの湿地に芦萩が多いの意味、
シャリはアイヌ語で芦萩、
クシはアイヌ語であるの意味、
チライはアイヌ語でイトウの意味、
ヲンネはアイヌ語で大きいの意味、
ノッカマプはアイヌ語で岬の突き出たところにある川(根室地方にも同名あり)の意味、
ミトシはアイヌ語で樺桶の意味、
カンナルシはアイヌ語で菰(こも)の意味、
シイキナはアイヌ語で蒲、
ムリはアイヌ語で蒒(てん)草(くさ)、
カトギはアイヌ語で水葱(ねぎ)の意味です。
次回は松浦武四郎の「ノシャップ日誌」についてみていこうと思います。
「知床紀行」
ウペウ、ウペウコエキ、ヒラ、ピラ、アマクウ、クウ、ソウ、シュンク、ウヌンコイ、ル、チノミノウシ、カムイノミウシ、チャシ、ラン、リイポクヲマナイ、リイホコヲマイ、ヲタツネタツカルウシ、ヲタツニウシ、イチヤヌイ、シヤケンベ、セムイ、ウルツプ、チャロクンネ、レプン、シララ、ホロムイ、シベ、チナ、ルイベ、アタツ、チカプコエキ、サキムイ、カモイコエキ、カモイ、カモイチセ、ヲルンチセ、チロンヌプ、チロンヌプコエキ、トベニ、ルイ、ルウ、トノカルウシ、トウヌカルウシ、クウ、アマッポ、アマポ、アマホウ、キキル、ルシャ、ルエサン、ルエシャニ、フプ、トトロップ、トカル、トッカリ、ムイ、キムンカムイ、リウ、ピラ、ヲケタ、モエレ、ツーカリ、トカリ、ペケレ、ノツ、メイ、メウシ、ホル、ニカルウシ、シネシュンエト、シュネウシエト、ペケレホル、イナラ、アンラコル、トマ、トレップ、ハル、シラコル、サラパ、サランパ、シユム、タ、タンネ、シラリ、ヲンネ、パシクロ、カルマイクシ、カラマヨコウシ、カラベイヨクシ、ウンチセ、ウチセ、チセ、ワタラ、フウレソウ、ポンソウ、フプ、ウシ、シリエト、クツタラ、プトソウウシベツ、ソウランベツ、ショウランベツ、チャラセ、ポル、シュプニウシ、スフヤニ、フプウシノツ、フプウシナイ、ユワヲソウ、サンケ、タッコブ、タッコプ、ヲツプ、マレプ、カウリリ、エトピリカ、エト、ピリカ、プクシヤ、キトビル、モチップ、イシカリ、チカポイ、チカプポロ、フレペ、プクシャウシタッコプ、プクシャウシノツ、フレ、ベ、ペ、プウ、ニ、ア、パッ、テ、ペケレ、ペレケ、チヤシ、コツ、エト、フンベ、ヲマ、シャリクシ、シャリ、クシ、チライ、ヲンネ、ノッカマプ、ミトシ、カンナルシ、シイキナ、ウマサキナ、ムリ、カトギ、クといったアイヌ語が記載されています。
ウペウとエペウはアイヌ語でヒラメの意味、
ウペウコエキはアイヌ語でヒラメ捕りの意味、
ヒラとピラはアイヌ語で崖崩れの場所の意味、
アマクウはアイヌ語で置弓、仕掛け弓の意味、
クウはアイヌ語で弓の意味、
ソウはアイヌ語で滝の意味、
シュンクはアイヌ語でエゾマツ、
ウヌンコイはアイヌ語で両岸の絶壁が迫っているところ、
ルはアイヌ語で路、
チノミノウシはカムイノミウシをこのように書き取ったもので、アイヌ語で神にいつも祈るの意味、
チャシはアイヌ語で砦の意味、
ランはアイヌ語で落ちるの意味、
リイポクヲマナイはアイヌ語で高い崖の下にある沢の意味で
リイホコマイはリイポクヲマナイをこのように書き取ったもの、
ヲタツネはアイヌ語で樺の意味、
タツカルウシ・タツネウシはタプカルウシをこのように書き取ったもので、それぞれタツカルウシはアイヌ語で樺皮をいつもとるところ、
タプカルウシは人が踊っているような形の木が多いという意味、
ヲタツニウシはアイヌ語で川口に樺が多い、
イチヤヌイ・シヤケンベ・セムイ・ウルツプ・チャロクンネはアイヌ語で鱒の意味、
レプンはアイヌ語で沖の意味、
シララはアイヌ語で大岩の群がっているところの意味、
ホロムイはアイヌ語で大きな湾の意味、
シベはアイヌ語で鮭の意味、
チナはアイヌ語で乾鮭、
ルイベはアイヌ語で凍った鮭、
アタツはアイヌ語で乾いた肉、
サキムイはアイヌ語でわずかばかりの川、
カモイコエキはアイヌ語でクマ猟、
カモイはアイヌ語でクマ、
カモイチセはアイヌ語でクマの穴、
ヲルンチセはアイヌ語で暗い庵、
チロンヌプはアイヌ語でキツネ、
チロンヌプコエキはアイヌ語でキツネ捕り、
チカプコエキはアイヌ語で鳥を捕る(鳥を捕るといえば宮沢賢治の銀河鉄道の夜が有名である。)、トベニはアイヌ語でカエデの意味、
ルイ・ルウはアイヌ語で砥石の意味、
トノカルウシは、トウヌカルウシをこのように書き取ったもので、アイヌ語で日和を見るところの意味、クウはアイヌ語で弓の意味、
アマッポ・アマポ・アマホウはアイヌ語で仕掛け弓の意味、
キキルはキキリをこのように書き取ったもので、虫や昆虫などの意味もあるが、ここではアイヌ語で蚊の意味、
ルシャはアイヌ語で道越えるの意味、
ルエサン・ルエシャニはルシャの語源となったもので、道下るところの意味、
フプ・トトロップはアイヌ語でトド松の意味、
トカル・ツーカリ・トカリは、トッカリをこのように書き取ったもので、アイヌ語でアザラシの意味、
ムイはアイヌ語で湾の意味、
キムンカムイはアイヌ語で山の神の意味、
リウはリーをこのように書き取ったもので、アイヌ語で高いの意味、
ヲケタはアイヌ語で脚を出すの意味、
モエレはアイヌ語で遅いあるいは休む、
ペケレはアイヌ語で明るい、
ノツはアイヌ語で岬、
メイはメアンをこのように書き取ったものでアイヌ語で寒い、
メウシはメウンをこのように書き取ったもので、アイヌ語で寒いところの意味、
ホルはアイヌ語で洞の形、
ニカルウシはアイヌ語で木を取るには多い、
シネシュンエト、シュネウシエトはアイヌ語で樺皮を灯して魚を捕る、
ペケレホルはアイヌ語で明るい洞、
イナラはイナウをこのように書き取ったものでアイヌ語で木幣、
ハル・シラコル・アンラコルはアイヌ語でクロユリ、
トマはアイヌ語でエンゴサク、
トレップはアイヌ語でウバユリ、
サラパ、サランパはアイヌ語でさようならの意味、
シユムはアイヌ語で西、
タはアイヌ語であるの意味、
タンネはアイヌ語で長い、
シラリはアイヌ語で岩磯、
ヲンネはアイヌ語で大きい、
パシクロはパシクルをこのように書き取ったもので、アイヌ語でカラスの意味、
カルマイクシは、カラマヨコウシ、カラベイヨクシをこのように書き取ったものでアイヌ語でチョウザメを狙うところの意味、
ウチセはウンチセをこのように書き取ったものでアイヌ語でそこにある家の意味、
チセはアイヌ語で家、
ワタラはアイヌ語で険しい岩の意味、
フウレソウはアイヌ語で赤い滝、
ポンソウはアイヌ語で小さい滝、
フプはアイヌ語でトド松、
ウシはアイヌ語で多い、
シリエトはアイヌ語で岬、
クツタラはアイヌ語でいたどり、
プトソウウシベツはアイヌ語で川口に滝がある、
ショウランベツはソウランベツをこのように書き取ったもので、アイヌ語で滝が落ちる川、
チャラセはアイヌ語で滝、
ポルはアイヌ語で洞窟の意味、シュプニウシ・スフヤニはアイヌ語で寄木が多いの意味、
フプウシノツはアイヌ語で少しの出崎にトドの木が多いという意味で、
フプはアイヌ語でトドマツ、
ウシはアイヌ語で多い、
ノツはアイヌ語で岬の意味、
フプウシナイはアイヌ語でトドの木立が生い茂っている川、
ユワヲソウはアイヌ語で硫黄水の流れ落ちている滝の意味で、
ユワヲはアイヌ語で硫黄、
ソウはアイヌ語で滝の意味、
サンケはアイヌ語で下るの意味、
タッコプはタッコブをこのように書き取ったものでアイヌ語で丸山の意味、
ヲツプはアイヌ語で括(くくり)槍(やり)の意味、
マレプはアイヌ語で鉤(かぎ)槍(やり)、
カウリリはアイヌ語でケイマフリの意味(ケイマフリはよく天売島や焼尻島においてみられることが有名だが、知床もこれらの島と並び繁殖地の一つとなっている)、
エトピリカはアイヌ語で花魁(おいらん)鳥の意味、
エトはアイヌ語で觜(くちばし)、
ピリカはアイヌ語で美しいの意味、
プクシヤ・キトビルはアイヌ語でギョウジャニンニクの意味、
モチップはアイヌ語で持府船の意味、
イシカリはアイヌ語で行き留り、
チカポイは、チカプポロをこのように書き取ったものでアイヌ語で岩穴に種々の水鳥が巣をつくるところの意味、
フレペはアイヌ語で赤い水の意味、
フレはアイヌ語で赤い、
ベは、ペをこのように書き取ったものでアイヌ語で水の意味、
プクシャウシタッコプはアイヌ語でギョウジャニンニクが多いところ、
プクシャウシノツはアイヌ語でギョウジャニンニクが多い岬、
プウはアイヌ語で倉庫・庫(くら)、
ニはアイヌ語で木、
アはアイヌ語で鈎(つりばり)、
パッテはアイヌ語で釣る、
ペケレ・ペレケはアイヌ語で明るいの意味、
チヤシはアイヌ語で砦、
コツはアイヌ語で地面、
エトはアイヌ語で鼻岬の意味、
フンベはアイヌ語で鯨、
ヲマはアイヌ語で入る、
サルクシはシャリクシをこのように書き取ったもので、アイヌ語でそのあたりの湿地に芦萩が多いの意味、
シャリはアイヌ語で芦萩、
クシはアイヌ語であるの意味、
チライはアイヌ語でイトウの意味、
ヲンネはアイヌ語で大きいの意味、
ノッカマプはアイヌ語で岬の突き出たところにある川(根室地方にも同名あり)の意味、
ミトシはアイヌ語で樺桶の意味、
カンナルシはアイヌ語で菰(こも)の意味、
シイキナはアイヌ語で蒲、
ムリはアイヌ語で蒒(てん)草(くさ)、
カトギはアイヌ語で水葱(ねぎ)の意味です。
次回は松浦武四郎の「ノシャップ日誌」についてみていこうと思います。