【#中央日報】「市中感染」終わっていなかった…竜仁市で1か月ぶり感染者

城南市盆唐のソフトウエア会社社員
在宅勤務中に発熱、下痢の症状も
京畿道「深層疫学調査で感染経路を確認」

　京畿道竜仁市で1か月ぶりに市中感染による新型コロナウイルス（コロナ19）感染者が発生した。同市で海外からの入国者ではなく市中感染による感染者が発生したのは先月7日以来だ。

　竜仁市は6日、器興区チョンドク洞の集合住宅に住む男性（29）が同日午前7時55分に新型コロナ陽性と判定されたと明らかにした。この男性は、城南市盆唐区にあるソフトウエア会社に勤めており、基礎疾患はなかった。

　男性は連休の影響もあり先月30日から在宅勤務をしていたが、今月2日から発熱と下痢などの症状が出始め、3日と5日に水原市長安区にある耳鼻咽喉科を受診した。5日には自家用車で器興区保健所の選別診療所を訪れ、検体を採取した。

　竜仁市は陽性と判定された男性を京畿道医療院水原病院に搬送し、同居人1人についても自己隔離措置を取るとともに検体を採取して検査を依頼した。また、自宅内部と周辺を消毒し、疫学調査の結果が判明し次第、接触者を隔離し行動履歴を公開する方針だ。

　京畿道「コロナ19緊急対策団」のイム・スングァン共同団長は同日午後のブリーフィングで「基礎疫学調査の結果、海外からの入国の事実はなく、これまでの感染者と動線が重なる部分もないことが確認された」として「7日まで深層疫学調査を進め、感染経路と接触者を確認する方針」と述べた。

　これで竜仁市の新型コロナ感染者は管内登録が66人、管外登録が17人の計83人となり、これまでに62人が完治と判定されて退院している。

クォン・サンウン記者