「日本の敵」速報(海外の反応特化)+新型コロナウイルス関連海外の反応等

「日本の敵」&「新型コロナウイルス」に関する情報をまとめていきます

【#ハンギョレ】「最近の韓国における新型コロナ流行は『GH型』ウイルスが主導」

2020-07-08 01:54:46 | 海外の反応
新型コロナ感染者のウイルス526件の遺伝子の塩基配列を分析 
333件「GH」に分類…4月初め、慶尚北道醴泉の集団感染から流行開始 
チョン・ウンギョン本部長「GH型ウイルスは伝播力が高いと推定」 
忠清道・全羅道の再生産指数は1.34、全国平均より高い

 4月初めに発生した慶尚北道醴泉(イェチョン)地域の集団感染以後、梨泰院(イテウォン)のクラブ、大田(テジョン)の訪問販売業者、光州(クァンジュ)の光勒寺などで流行した韓国国内の新型コロナウイルスの相当数が「GH型」ウイルスであることが確認された。GH型は、欧州と米国で主に流行しているウイルスで、既存のウイルス型より伝播力が強いと知られている。世界的に最近新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染者が急増しているのも、こうした変種ウイルスの高い感染力と密接な関連があると推定される。

 6日、中央防疫対策本部は、韓国国内のCOVID-19感染者から検出したウイルス526件の遺伝子の塩基配列を分析した結果、333件がGH型に該当すると発表した。最近集団感染が発生している光州の光勒寺やクミャンビルの事例を含め、大田の訪問販売業者とクムクヌン(夢見る)教会▽ソウル市梨泰院のクラブと訪問販売業者「リッチウェイ」、陽川区(ヤンチョング)の卓球場▽首都圏の開拓教会▽クーパン物流センターなどの事例がすべてGH型に分類された。GH型が韓国で初めて発見され始めたのは、4月初めの慶尚北道醴泉の集団感染事例からだった。

 世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスの遺伝子塩基配列を分析し、S、V、Gなど大きく3系統に分類した。S型とV型は、今年初めに新型コロナが流行し始めた当時に中国を含むアジア地域で主に発見された。G型は、欧州、米国、アフリカなどで主に流行していて、GとGR、GH型に細分化された状態だ。これに先立って5月22日にも中央防疫対策本部は151件の遺伝子を分析した結果、中国武漢の海外同胞を含む初期感染者がS型、新天地大邱(テグ)教会と清道(チョンド)テナム病院はV型、梨泰院のクラブ発集団感染事例はG型に該当すると発表したことがある。

 この日、中央防疫対策本部が発表した分類基準によれば、S型には武漢に滞在していた韓国人と九老(クロ)コールセンターの事例など33件が含まれ、V型には釜山の温泉教会、天安(チョナン)のズンバダンス、政府世宗(セジョン)庁舎、九老万民中央教会、慶尚北道の聖地巡礼団など127件の事例が該当した。釜山で集団感染が確認されたロシア貨物船の船員と一部の海外入国者などからはGR型ウイルスが新たに発見された。日本とシンガポールから流入した事例は“その他”に分類された。

 中央防疫対策本部のチョン・ウンギョン本部長は「3~4月に欧州と米国からきわめて多くの入国者がいて、その時に流入したウイルスが最近の流行を主導していると解釈している」として「2~3月に主に出回った大邱・慶尚北道地域の流行や、中国から流入したウイルスは最近発見されておらず、ほとんど遮断されたと見られる」と話した。最近、G型に属する「D614」ウイルスが「G614」に変異して伝播速度が速くなっているとの外国の研究結果と関連して、チョン本部長は「全世界で流行中のGH型ウイルスが、細胞での増殖力が強く、人体細胞の感染部位とよく結合して伝播力が高いと推定されているが、ウイルス変異による伝染力の変化については追加の研究を通じてさらに確認が必要だ」との意見を出した。

 この日0時現在、光州で感染者7人が追加されるなどCOVID-19新規感染者は48人増えた。このうちの24人は、カザフスタン、ロシアなど国外から流入した事例だ。防疫当局は、特に全羅道地域の速い伝播速度を憂慮している。この日、中央防疫対策本部は忠清道・全羅道地域での最近一週間の「再生産指数」が1.34で、全国平均の1.06を上回っていると明らかにした。再生産指数は感染者1人が感染させる人数を示す指標で、この数値を通じてウイルスの伝播速度と疫学調査速度を計ることができる。

 世界的にCOVID-19の伝播速度が加速し、“空気感染”の可能性も再び関心を集めている。前日、32カ国の科学者が新型コロナウイルスの“空気感染”の危険を見逃しているという内容を盛り込んだ公開書簡をWHOに送ったためだ。チョン本部長は「飛沫(唾のしぶき)の大きさが多様なので、小さな飛沫が空中に長く漂り、狭い空間の空気を汚染させ伝染のリスクを高めかねない」として「密集、密接、密閉されたところで長時間活動してはならず、室内では必ずマスクを着用しなければならない」と防疫規則の遵守を繰り返し強調した。

ファン・イェラン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
http://www.hani.co.kr/arti/society/health/952458.html


コメントを投稿