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【#朝鮮日報】【朝鮮日報コラム】コロナは夜間だけ感染するんですか?

2020-09-13 16:45:47 | 新聞記事
 「コロナは昼間にはかからず、夜にだけ感染するというのですか」

 ソウル市銅雀区の小さな商店街で焼き肉店を営むソンさん(57)は「19日から商売をやめる」とした上で、上記のように訴えた。コロナの影響で売り上げが半分に落ち込んだときは我慢したが、政府が最初から夜9時以降の営業を中止させると聞いて、持ちこたえる余力を失ったという。ソンさんは「むしろ全ての営業を全面的に中止させ、コロナを完全に押さえ込むというなら希望を持てるが、今のようなやり方では効果があるかどうか分からない」「自分勝手な社会的距離確保のせいで、われわれだけが完全にやられてしまった」と話した。

 小規模自営業者は政府の政策について「明確な原則がない」と不満を口にしている。
 最近は青瓦台(韓国大統領府)の請願掲示板にもこの点を指摘する書き込みが相次いでいる。コインカラオケを経営しているというある人物は「政府による第1次集合禁止の際、コインカラオケは駄目になったので、通常のカラオケに客が集まった。今はフランチャイズ・カフェが駄目なので、個人経営のカフェに客が集まっている。これはあまりにもおかしくないか」と主張した。原則が欠如した防疫指針の影響で、一方を抑え込んでも別の一方に人が集まる「風船効果」ばかりが起こっているというのだ。

 高リスク施設に分類され、営業を取りやめたネットカフェ社長のイさんは「ネットカフェはパーティションで分けられているので、むしろ安全だと思う」「政府は防疫をやっているそぶりを示すため、われわれをいけにえにしているようだ」と述べた。イさんは社会的距離確保方針の影響で苦しくなった今の状況について、かつて中国の毛沢東が行った「すずめの皆殺し」を思い起こさせるという。すずめが穀物を餌として食べているのを見た毛沢東が、すずめを「害鳥」として皆殺しを指示すると、今度は逆に害虫が増えて大凶作を招き、全ての国民が飢饉(ききん)で苦しんだ出来事に皮肉ったのだ。

 このような恣意(しい)的基準が継ぎはぎ式の対策をもたらしている。
 飲食店の夜間営業が禁止された影響で、市民がコンビニを多く利用するようになると、地方自治体は今度はコンビニや屋台での飲食も制限した。先週末には公園に多くの市民が集まってきたため、ソウル市内にある漢江周辺の主要な公園では午後の利用を禁止した。ある個人事業主は「モーテルに集まると言えばモーテルの営業も中断させるような政府だ」「市民はいつもどこかでつらさを感じているが、政府がコロナという貼り紙を付けた業種ばかりから泣き声が聞こえてくる」「泣いている市民の頬をひっぱたくのはやめろ」と舌打ちした。

 小商工人市場振興公団の公共データ・ポータルによると、ここ3カ月の間に全国で10万の商店が廃業したという。そのほとんどがコロナによる景気悪化に耐えられなかったためと推定されている。小商工人連合会の調査によると、自営業者4人のうち3人がコロナの影響で廃業したかあるいは廃業を検討しているようだ。その多くの経営者たちは「防疫も必要だが、コロナを抑え込む前に自分が死んでしまう」と訴えている。

 上記の焼き肉店経営者のソンさんに「商売をやめたら何をやるのですか」と質問した。ソンさんは「他の飲食店従業員になろうと思っても仕事がない」「その後にたとえ死んで生き返っても、商売だけはやらないだろう」と答えた。

チェ・ウォンウ記者


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