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【#中央日報】中国で養殖中のタケネズミ2500万匹抹殺の危機…なぜ

2020-04-14 03:38:16 | 海外の反応
中国で養殖するタケネズミ2500万匹以上が全滅の危機に直面した。今月8日、中国農業農村部が公表した食用可能な家畜・家禽類31種のリストにタケネズミが含まれなかったためだ。

タケネズミの危機は中国呼吸器病気の権威者と呼ばれる鍾南山・中国工程院院士の発言が触発した。彼は1月20日「人と人との伝染が可能だ」として新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の中間宿主としてタケネズミとアナグマなど野生動物を挙げた。2003年SARS(重症急性呼吸器症候群)退治の英雄とされる鍾南山氏の影響力は大きかった。鍾南山氏の発言以降、中国全国人民代表大会は2月24日経済的・社会的・科学研究的価値を持つ「三有動物」の交易と食用を禁止するという決定を下した。

1カ月半の検討の末に8日農業農村部は食用可能な伝統家畜・家禽類18種と特殊家畜・家禽類13種を明らかにした。伝統家畜・家禽には豚・牛・羊・馬・ロバ・ラクダ・ウサギ・鶏・鴨・ガチョウ・鳩などが、特殊家畜・家禽類には鹿・キジ・シャコ・ダチョウ・ミンク・キツネ・テンなどが含まれた。

問題は中国で広範に渡って養殖している野生動物のうち食用可能と認められていないものだ。代表的にはタケネズミがある。中国新聞週刊(China Newsweek)によると、広西壮族自治区で養殖するタケネズミは1800万匹に達する。中国全域で養殖するタケネズミ(2500余万匹)の70%程度だ。広西自治区だけでタケネズミの養殖事業に従事する人は10万人、経済的価値は20億中国元(約306憶円)程度だという。

広西自治区はその間、貧困打破のためにタケネズミを育てる農家には一匹当たり56~120中国元の補助金を支給してきた。鶏一匹当たり7~15中国元の補助金より多いため、多くの農家がタケネズミの飼育に飛び込んだ。だが、タケネズミが食用可能動物から除外されることで抹殺の危機に処した。農業農村部は5月8日まで意見を聴取するという計画だ。だが、タケネズミが食用に含まれることは難しいだろうという分析が支配的だ。

大きな打撃を受けることになったタケネズミの養殖も中国野生動物養殖産業の一部に過ぎない。現在、中国で養殖している野生動物の種類が100種余りで、従事者は1409万人(2016年基準)、産業価値は1250億中国元以上だという。野生動物の食用禁止が中国経済にはもう一つの打撃になっている。


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