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【#朝鮮日報】「告訴事実流出」の容疑者が被害者を調べてもよいのか

2020-07-16 19:56:04 | 海外の反応
被害者黙殺したソウル市が「セルフ調査」…警察は秘書室長に今更出頭要求
 自殺した朴元淳(パク・ウォンスン)前ソウル市長によるわいせつ行為に関する被害女性の告発事実が漏えいしたとされる問題が波紋を広げる中、ソウル市は15日、疑惑を究明する「官民合同調査団」を発足させると発表した。与党共に民主党の李海チャン(イ・ヘチャン)代表は遅ればせながら謝罪した。警察は朴前市長の自殺当日の通話記録を当日中に確保しておきながら、6日後になってようやく関係者に出頭を求めた。コ・ハンソク前ソウル市長秘書室長は同日、参考人としてソウル城北署に出頭した。こうした状況を巡り、政界からは「責任主体が一斉に今回の事件を現段階で整理しようとしている」との批判が出ている。野党は検察の捜査を通じた真相究明を求め始めた。

 李海チャン代表は同日の最高委員会議で「被害を訴えている人が味わった苦痛に深い慰めの言葉を申し上げ、こうした状況に対し、民主党代表としてもう一度痛切な謝罪を伝えたい」と述べた。李洛淵(イ・ナギョン)国会議員もフェイスブックを通じ、「被害告訴人と国民の皆さんに深くおわびする。被害を訴えている告訴人の言葉を、特に被害を訴えても誰も聞いてきれなかったという絶叫を重く受け止める」と表明した。その後、ソウル市は記者会見を開き、「女性団体、人権専門家、法律専門家ら外部の専門家が加わる『官民合同調査団』を設置し、徹底した真相究明に取り組む」と発表した。

 しかし、ソウル市が設置するという「官民合同調査団」について、「加害機関が調査団を設置し、真相をまともに究明できるかは疑問だ」とする批判の声が上がっている。さらに、被害女性が「助けてほしいという要求がソウル市によって黙殺された」と主張していることもあり、それに関与したソウル市幹部が調査対象にならざるを得ない状況だ。このほか、捜査機密漏えいに関与していたとすれば、被疑者にもなりかねない。法律専門家は「官民合同調査団には強制捜査権限と手段がなく、何の実効性もない『セルフ調査』になる」と指摘した。

 警察に対しても「故意に捜査を遅らせたのではないか」とする指摘がある。ソウル城北署は15日、朴前市長の死亡当日に電話で話したコ・ハンソク市長秘書室長に出頭を求めた。捜査機密漏えい疑惑に関連し、朴前市長の死亡当日に最後に通話した相手の聴取は真相究明の核心となる。しかし、警察は朴前市長の死亡当日に通話記録を確保しておきながら、6日間も捜査を先送りした。

 ソウル城北署は同日、コ・ハンソク前秘書室長を呼び、午前9時から午後3時まで事情を聴いた。朴前市長の死亡直前の行動とその理由について集中的に聴取したとされる。コ前秘書室長は聴取を終え、朴市長との最後の通話時間を記者団に問われたのに対し、「(9日午後)1時39分と記憶している」と話した。コ前秘書室長は今年4月に就任し、今月10日、朴前市長の死亡を受けて辞任した。

 警察は朴前市長が行方不明になったという通報があった9日夜、緊急家宅捜索で通信キャリアから朴前市長が死亡当時に所持していた携帯電話(iPhone)1台の通話記録を確保した。警察関係者は「捜査が遅過ぎる」との指摘に対し、「出棺を終えた翌日に電話をかけて日程を決めたものだ。5日間の葬儀を行ったため、遅れたように見えるだけだ」と説明した。複数の捜査関係者は「遺族でもないのに、コ前秘書室長に葬儀日程終了まで出頭を求めなかったことは理解に苦しむ」と語った。

 朴前市長には警察が確保したiPhoneのほか、個人名義の携帯電話2台があった。警察は個人名義の携帯電話の通話記録照会令状を14日になってようやく申請し、電話の所在も把握できていない状況だ。また、既に確保したiPhoneのフォレンジック(分析)を行いながら、警察は当初、「『三虞祭』(葬儀後3回目の祭祀)が終わる15日まで待つ」と説明。結局15日には「遺族と協議中」だとした。現行の法律によれば、変死者の携帯電話の分析は遺族への「一方的通告」だけで行うことができる。

 こうした状況から、法曹界は「警察の捜査に問題がある」と指摘している。野党未来統合党は今回の事件の真相究明をソウル市や警察ではなく、検察が担当すべきだと主張している。統合党の朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表は党議員総会で「ソウル市は既に何回も被害者の訴えを黙殺し、被害を与えたことが明らかになっている。ソウル市による独自の真相調査は猫に魚屋を任せるようなものだ」と指摘した。

崔慶韻(チェ・ギョンウン)記者


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