市川斉の働き方を考える

市川斉が次世代の働き方を考えるブログです

ノマドワーカーのメリット&デメリット

2020-07-22 06:29:11 | ビジネス
最近は、ノマドワーカーと言う言葉をよく聞くようになりました。コロナウィルスの影響によりリモートワークが非常に注目を集めていますが、それ以前から仕事をする場所を選ばず、様々な場所で仕事をすると言う人も非常に増えています。これまで会社に行って作業をすると言うことが一般的でしたが、長い通勤時間を無駄にせずに効率的に仕事をしたいと言う人も増えており、またインターネットの普及により様々な場所からでも自由に必要な作業をすることができるような環境が整ったことから、このような働き方をする人が非常に増えているのです。

ノマドワーカーとは?
市川斉 ノマドワーカーのメリット

ノマドワーカーとは、働く場所を選ばずに様々な場所で仕事をする人のことを指します。一般的に言われているリモートワークの場合には、基本的には自宅で仕事をすると言うことが多いのですが、ノマドワーカーの場合には自宅だけでなく様々な場所で作業を行う人を指し、必要なネットワーク環境とパソコン等があればどこにでも移動し仕事を行うことができるものとなっているのです。

ノマドワーカーのメリットは仕事をする場所を選ばないと言うことです。もちろん自宅でも行うことができますし、場合によっては旅行先で作業をすることもあります。あるいは移動中の電車の中であったり、場合によってはその他の場所でも行うことがあることが特徴です。基本的にはパソコンやスマートフォンとネットワーク環境があれば実現が可能であり、そのために自分の趣味との両立をしながら働いていると言う人も多くなっているのが実態です。

また、通勤時間に縛られないと言うのも大きなメリットです。これまで一般的には会社に通勤をして、職場の環境で作業をするというのが一般的でしたが、場合によっては朝の早い時間に出勤をし、満員電車に揺られて辛い思いをしながら会社に到着するというのが多くのサラリーマンの働き方でした。そのため、通勤だけで疲れてしまうと言うことも多かったのです。リモートワークではこの通勤時間がないために、時間を有効に利用することができるほか、精神的にも非常にリラックスした状態で仕事に向かうことができるのが特徴です。必要なものがあれば仕事ができる場所を選ばないと言うのもメリットであり、場合によっては旅行先で様々な作業を必要に応じてこなすことも可能となっています。

しかし、このようなノマドワーカーにもデメリットがあります。ノマドワーカーのデメリットとは、会社に出勤している場合とは異なり労働時間が正確に管理されないことです。特に会社勤めの場合には出退勤の管理が給与に大きく影響するため、リモートで働いた場合には何時間かけてその作業を行ったのかを客観的に評価することができません。日本の会社の場合には、古くからその業績を出勤時間で計ると言う風潮があり、会社に出勤せずに様々な場所で働いているノマドワーカーは、その評価が非常に難しいためになかなか実際の労働に見合った評価を受けることが少ないと言うデメリットがあります。

また、職場の環境とは異なり、仕事ができる場所が必ずしも確保できるわけではないと言う点にも大きなデメリットが存在しています。例えば旅行先で確実にインターネットが利用できると言う保証がなく、場合によっては通信速度が低下したり、あるいは通信ができないといった状況に陥ることも少なくありません。その場合には作業が進まずに無駄な時間を過ごしてしまうことになるほか、場合によっては仕事に支障をきたしてしまうこともあるので十分に注意をしなければならないものです。そのリスクを十分に考慮した上で行うことが必要となっており、多くの会社ではそのリスクをカバーすることができないためにこのような働き方を認めていないところも多いのが実態です。

最近では多くの会社がIT化され、パソコンとネットワークを利用して作業をすると言うことが非常に増えてきました。そのため長時間かけて出勤し会社の自分の席に座っても、行っている作業はパソコンを利用していると言うことが少なくありません。このような業務を行っている会社の作業はノマドワーカーにおすすめの職種と言っても過言ではなく、特にネットワーク関連の作業やパソコンを対応する仕事に関してはノマドワーカーにおすすめの職種と言えるものです。さらに最近ではスマートフォンにも様々な機能が網羅されるようになっているため、移動中でもいろいろな情報の共有を行うことができるようになっていることから、外回りで営業を行う営業職などでも比較的ノマドワーカーにお勧めの職種となることも多くなっています。
逆にノマドワーカーに向いていない職種は、その場所にいかなければ作業をできない工場などのものを製造する作業と考えられます。これらは実際に機械を操作し、様々な製品を製造するものであるため、リモートワークで作業を行うことができません。実際に現場で様々な作業を行いその結果を自分の目で確認しなければならないため、リモートワークやノマドワーカーには対応できない業種となっています。