今日は、春の優しい風のなか、母と川沿いの道を歩いた。
空は穏やかで、川の流れは太陽の光と共にあたたかく輝き、土手には花がたくさん咲いていた。
こんなに春の明かりが照らされている景色の中、私は自分の心に言い聞かせた。
「かたい気持ちにならないで、この景色のように穏やかな心になろう」
もう、長いこと、私の心はかたくなりやすく、ここまで解くことにも、長い歳月を必要とした。
今、大切な気持ちを感じられている。
そして、母の大切なぬくもりを感じられている。
私の心は、またすこし、ゆっくりと解けて行く…。
大きく広がる空の雲を眺めながら、今の、幸せを感じていた。
自分を精一杯、歩いて行こう。