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さて、例の富山のすごいホテルの夕食は、ミシュランに星をもらったフレンチでございます。
料理もですが、とても楽しみにしていたことがありました。
このホテルのリピーターである友人が、
「目の覚めるようなイケメンのスタッフがいる」
「芸能人のようだ」
と繰り返していたからです。
ちょっと、恋する乙女のような表情。
本当にそんな人が？
そんなにカッコいい男性にお給仕されたら、料理の味がわからないよー、
と内心こちらも緊張します。
まず最初に、飲み物を注いでくださった男性も、背が高くハンサムです。
ということは、このお店のスタッフは美男子ばかりなのでしょうか？
コースは粛々と進みます。
入れ替わりにいらした女性の方もお綺麗です。
私は後ろを向いていたのでお顔を拝見できませんでしたが、
シェフも時々店内の様子を見ていらっしゃるようです。
友人に尋ねます。
「目の覚めるようなイケメンで芸能人の彼にはいつ会えるのか？」
意外な答えが返ってきました。
「最初にワインを注いでくれた彼だ」
えっ早く教えてよ、あの人だったんだねと言いますと
友人は、
「自分はイケメンにうとくて免疫がない」
「こういう場所ですごく感じよく親切にされたので、
舞い上がって目の覚めるようなイケメンだ、と言ってしまった自分が恥ずかしい」
と赤くなっています。
彼女とは、10代の頃からの長い長い付き合いなのですが、
すごく純粋なの女性なのです。
若い頃も今も、本当に美しく、
入社した会社の先輩社員に懇願されて、
あっという間に結婚して退職してしまいました。
イエイエ、ホントにカッコよかったですよ。
免疫がなくても、男性を見る目がありますよ。
それなのに、旅行中に、ちょっとした理由で彼女を批判してしまいました。
真面目な彼女は、「言われた事、これから気をつけようと思う」
と帰宅後電話して来ました。
ごめんね友よ
愛しています