西宮市湯ノ口取水口から北山貯水池

ネット記事で見た、六甲山東端の社家郷山麓仁川にある「湯ノ口取水口」

が目にとまりました。

どんなところなのか気になったので出かけてみました。（2023.01.21）

　西宮甲山高校北の岩盤をくり抜いて（60m余）北山貯水池に導水

しているもよう。

鷲林寺BS

鷲林寺参道入口

西宮甲山高校

甲寿橋、右上には六甲保養荘が見えます。

甲寿橋手前を左折して少し歩くと湯ノ口取水口に

フェンスは施錠されて取水口は見れませんでした。

フェンスの網の目から覗いてみました。

車道を少し下った山側金網の内側に取水した開水路出口が出現

鉄スノコの間から勢いのある水音が聞こえてきました。

青い道路標識あたりまでトンネル（たぶん）

甲寿端南車道擁壁の上を開水路が流れているようです。

西宮甲山高校の南にある湯ノ口配水所

車道に沿う開水路

観音川支流に合流手前

右の四角の吐口から観音川支流に合流

観音川と合流、この先の小橋を渡って北山貯水池へ

　北山貯水池説明板（湯ノ口取水口の記載あり）

　上図右下の水路図

昭和38年から阪神水道企業団より用水供給され、北山貯水池の水は一部

仁川に戻されて？いるそうです。尚、図中の橙の導水管は使用停止なの？

（西宮市上下水道局　R2水道事業年報　配水系統図）甲陽配水所は現役？？

北山貯水池から樫ヶ峰方向

広田神社鳥居北にある兜麓底績碑（とろくていせきひ）

　石碑の説明板（読みづらかったので文字越こしをしました）

「湯ノ口用水、当時寛永年間の引水工事の様子が記されています。

西宮甲山高校の北山麓の岩盤を60m余りくり抜いた地形も納得できました。

トンネル掘削に2年半かかりましたが、下流の大井滝取水のトンネルは

126m、地形も険しいことから38年（竣工1802年）もかかりました」