インクジェットで作品を作る方へ
キャノンとEPSONの仕上がりの違い
キャノンのプリンターはインクの減りが早いという話はよく聞く話ですが
それはプリンターヘッドの違いからくるものです。
しかし、ここでは優劣という観点ではなく味わいの違いとして取れていただければ幸いです。
基本的には
キャノン製のインクジェットプリンタは甘く、柔らかい感じの仕上がりにない傾向が強いです
それは、プリンタヘッドがバブルジェットという加熱して霧状にする性質から一滴の大きさは比較すると少し大きめになっています。
そのため、インクの濃度は薄めになっているので甘く柔らかい仕上がりになるという傾向があります。
EPSON製のインクジェットプリンタは硬めの仕上がりで、パキッとした仕上がりになる傾向が強いです
EPSONのプリンタヘッドは圧縮して霧状にする方式を取っています。そのため、一滴の大きさは小さくなっています。
そのため、インク濃度が濃いめであることから硬めのパキッとした仕上がりになっています
この違いを頭に入れておくと一つ参考になります。
水彩や、水墨、にじみなどの表現にはキャノンが合いそうだとか
鉛筆画やエッジの利かせた場合などはEPSONを試してみようとかなどです
この差は顔料インクの方が差がわかりやすくなると思われます
インクジェットは印刷ではありません
霧状のインクを着弾させて描いていく道具です
インクジェットの特性を理解することでもっと面白い表現が生み出されていく可能性を広げていきます