LWH 小さな家 は、
東京で家を持つにはどうすればいいの?
という質問から始まりました。
結論は・・
小さな土地を手に入れ、小さな家を作ればいい
という事。。
同時に、もうひとつ考えた事がありました。
設計事務所として考える
質のある家をもっと簡単に手に入れられようにできないか
という事.。
それが、企画住宅でした。
基本的な家の形を作り、提案した住み方を見てもらい、
そこから自由に発想して家を考えてもらえるのではないか
と、考えたのです。
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小さな家で、4人家族が暮せる という事を考えたのですが
普通に考えても、わずか15坪の面積では、うまく納まりません。
かといって、何か特殊解を作るつもりもありませんでした。
難しい・・・
ずっと考えているうちに、 ふと 思った事があります。
小さな家を考えるという事は
単に家を考えるというより、
どんなふうに暮したいのか?
どんなふうに生きていきたいのか?
そんな事を考える事なんじゃないかと・・。
私達の暮しは、あふれるような物と共にあります。
自分が意識しなくても、物が増えます。
「 こんなの本当はいらないんだけどな。。 」
そんな心の声を無視します。
・・・
土地の値段が高くて、普通に家を持つのに莫大な金額が掛り
もう少しなんとかならないのか?
と考えてるんです。
自分の家、自分の部屋の床面を、土地の単価で考えてみれば
ものすごいわけです。
そこを、あふれる物で埋めてしまっている・・・
この状況っておかしいですよね。。
物は、、消費を誘導された結果とも言えます。
「 別になくてもいい 」 物を、いつの間にか手にしてます。
自分の人生なのに、人に勝手に操作されてしまっているんじゃないか?
そんな感覚です。
小さい家 は、物をたくさん持ち込む事ができず
必然的に物を選ばなければいけません。
もしかしたら、、、
小さい家は、そうゆう状態から、自分を取り戻し
自分らしく暮していけるものなんじゃないか・・・
そんな気持ちが、
小さな家を考えれば考えるほど 強くなりました。
(つづく)