今日、京都で製材所と工務店をされている方と新宿でお会いしてお話しをしました。
よい木材を作る事(製材)とともに、人にとって本当によい家を作る事に熱いを思いを持っていらっしゃる方です。
その人は、三浦製材株式会社 代表の三浦さん。
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今、日本では、自殺者がとても多いです。以前は3万人くらいだったので減ってはいますが、それでも2万人が命を落とされます。
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令和5年・自殺者数 総数 21,837
- 20歳未満: 810 (0.37%)
- 20-29: 2,521 (11.54%)
- 30-39: 2,587 (11.84%)
- 40-49: 3,625 (16.60%)
- 50-59: 4,194 (19.20%)
- 60-69: 2,798 (12.81%)
- 70-79: 2,901 (13.28%)
- 80歳以上: 2,370 (10.85%)
- 不詳: 31 (0.14%)
(参考資料は ⇒ こちら)
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そして若い人の自殺者がとても多い!
20代以下合計 3,331 (15.25%)
30代以下合計 5,918 (27.10%)
日本の未来を担う若い世代が、自殺者の約3割です。
さらに、鬱(うつ)になる人もとても多いです。
こんなに希望の持てない国にいったい誰がしたのか(怒)
もちろんそれは政治家であり官僚達であり、経済界・大企業 等であります。
ですが、私達大人が、大なり小なり、望む望まないに関わらず手を貸してきているわけです。
もちろん私も、私が関わる建築業界も。
三浦さんもそれを言われています。
今までの日本の家はとても不健康で、それが、若者が命を亡くす原因の一部になっているのではないか、と。
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杉材が人に良い影響を与える事は、様々な化学的調査・研究が行われて数値化されてきています。
であるならば、「必ずよくなる」というわけではないけれど、杉材を 人が住む/働く/学ぶ 場に使う事が、とても大切じゃないのか。
そういう使命感を持たれて、杉の良さを伝えに駆け回っていらっしゃるそうです。
三浦さんの会社は、製材所でもありますから、製材を深く追求されています。
製材によって、木の性質を最大限引き出そうとされているのです。
木の性質とは、人にとってよい性質 の事です。
三浦製材所のホームページの中、「超低温乾燥木材」をぜひ読んでみてください。
三浦さんも私も、杉板じゃなくてもいいけれど、日本の木を使って欲しいと思っています。
家は建て主個人のものではあります。でも、日本の木を使う事で、日本の国土が守られます。
日本が、地域が、守られる事で、子供達の未来が守られるのです。
健康で安全な未来を子供達に手渡す事が、大人のするべき事です。
そして それが本当の、循環型社会です。昔から日本にあったものです。
経済界が、大企業が打ち立てた、SDGs なんていう偽物ではないのです。
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私は、三浦さんのような使命感は持ってないけれど
人が暮らすのに、いい家をつくりたい と思っています。
私の言う「いい家」とは、感覚的・感性的によいもの です。
多くはできなくてもいいけれど、せめて床を本物の木、日本の木、を使えば
絶対に住む人の心が良くなります。そして、床に触れる感覚、目で感じる感覚、から脳が刺激され健康になる、と考えています。
これまで作ってきた多くの家で床には杉板を使っていますが、みなさんに喜ばれています。
なので、決して、床を本物の木にする事は悪くはないのです。
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少し古くなってしまいましたが、私のホームページに、木の床にする事について書いています。
ぜひ読んでみてください。
= 杉の床の暮らし (一番簡単な本物の木の家) = 志田建築設計事務所 東京都・中野区
もし気になる事があれば、ご連絡ください。お話しさせていただきます。
そしてよかったら、あなたの家の床に使ってみてください。
新築でなくてもリフォームでも使えます。