立川市の家の外壁・・・
ガルバリュウム鋼板波板 です。
この家の話で、前回(*1)に書いたように、
(*1 : http://goo.gl/VqIvTA )
長さ7m近くの波板を張らなければならない、家の側面が
ほぼ張り終わっていました。
色は、グレー。
施主のTさんが選ばれました。
シブイ というか、落ち着いた感じで、、、
中性的な色で
なかなかいいと思います。
同じグレー系でも、濃いグレーが
一つ前の記事(*2)の LWH002 とは雰囲気がずいぶんと変わると思います。
(*2: http://goo.gl/xCuSfG )
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室内は、1階の床の杉板を張りはじめています。
【上小 ( じょうこ ) 】というランクの杉板を使っています。
【上小】というのは、「節(ふし)が少ない」状態を言うのですが、結構、節が少ないです。
写真は玄関の上り框の部分。
大工さん と くどうさん( みどり建設 )とで、玄関回りには「できるだけ節がない(杉)板」を選んで使ってくれていました。
【上小】は、「節が少ない」 のですが、下手をすると・・・いや、うまくすると、ほとんど節が無い板があったりします。
板自体は、赤身と白身が混ざっていて(*3)、その濃さもいろいろで、見た目がいいものはできるだけ目に付くところ、メインのところに使い、色が濃い とか 節が多い ものは、クローゼット や目につきにくいところ に振り分けて使ってくれています。
(*3 : 源平(げんぺい)と言って、赤身の板、白身の板 が混ざっている事を表す。杉板を選ぶ場合は、必ずそうなります。ただ・・・時間が経って板の色が変わって来て、赤も白も、そうゆう違いがわからなくなってきます。 )
昔は、大工さんが黙っていてもそうゆう配慮をしてくれていたんですが、今は、そうゆう事をしないで、おかまいなく順番に張ってしまう人もいます。
なぜか・・・
一つは、
今の住宅の仕事のほとんどは、ハウスメーカーか建売です。ほぼ均質に作られる建材メーカーの製品を使いますから 無垢材の事をよく知らない という事があるかもしれません。
もうひとつ・・・ 選んで使い分けるような 手間が掛る事をしたくない という事もあります。
建て売りでもハウスメーカーでも、大工はじめ職人さんは、多くはない手間代の中で仕事をします。
できるだけ早く終わらせたいのです。
「手間」は、メーカーにとって大敵です。いかに「手間掛けず」に「組立てる」か、が重要です。
手間が掛らず、出来上がりもショールームと変わらないものを作るために、材料メーカーの建材 を使うので、届いた材料の様子を見て仕事を調整しなければいけない「無垢材」を、積極的には使いたがりません。 いや、家のメニューには出ていないかもしれません。
この立川市の家は、なんだかんだと、手間掛けてもらっています。
杉板は、最初は、赤身・白身がわかりますが、時間とともにだんだんと色が濃くなって、赤白の違いがなくなってきます。
” いったいどんな感じなんだろう? ”
と思いますよね。どんな感じか・・・知る事ができます。
ご興味ある方は、実際に見て確かめてみませんか。
体験会があります。(7月11日)
約10年経った板の状態を知る事ができます。
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