私はお茶が嫌いです。
でも、とても気に入って買った急須があります。
コレです。
○○焼きとか、そんな高級なものではありません。
結婚していた頃に、どこかの大型スーパーの食器売り場で買ったものです。
柄と色に惹かれて、ほとんど使わないのになんとなく買ってしまいました。
たま~に使うくらいですが、かれこれ8~9年は我が家にあります。
前回使ったのがいつだったかは覚えていません。
彼がたまに食後にお茶を飲みたいと言うと使うのです。
で、数日前。
その日は彼はいませんでした。
それなのに、私が、珍しくお茶を飲もうと思ったのです。
以前買っままになっていた、「黒豆京番茶」 というのを飲む事にしました。
お茶のパックを1つ急須に入れ、やかんのお湯を注ぎました。
蓋をして、そのまま蒸らすこと数分。
急須を持とうとすると、急須の下に少し水が溜まっていました。
「 お湯を入れる時にこぼしたな。」 と思いましたが、拭くほどの量でもないのでそのまま湯飲みと急須を持って部屋に向かいました。
数歩進んで、ふと急須を見ると、ポタポタと水が垂れています。
あれ?
よくよく見ると、急須にヒビが入っていて、そこからお湯が染み出ていました。
「 あれ~、ヒビが入ってるぅ 」
そうこうしているうちに、染み出るお湯の量がどんどん多くなり、
ついには、四方八方にお湯が飛び始めました。
「 うわ、割れるっ 」
ヒビは至るところに入っていて、今にも パカッ と割れる気がしました。
数分経っているとは言え、中には熱湯が入っています。
急いでシンクに戻ろうとするのですが、走ったりして振動を与えるとすぐにでも割れそうで、気は焦るものの動作はゆっくりという、変な動きになっていました。
急須からは相変わらず四方八方にピューピュー。
それを手を伸ばして出来るだけ体から離して持ち、スローな動きをする私。
無事シンクに急須を置く事ができましたが、その時私の頭に浮かんでいたものは。
水芸。
昔、松旭斎ナントカという女性の芸人さんがやっていた芸で、多分マジックの一種だと思います。(違うか?!)
指の先や扇子から、噴水のように水が出る。
舞台のセットのあちこちから、指差す通りに水が出る。
最近はとんと見かけなくなった、これです。
もちろん、急須から吹き出たお湯が上に向かうはずはありませんから、水芸の光景を逆さまにしたイメージ。
こんな感じ
こうして、長年愛用してきた急須は、最後の芸を熱演して引退。
私の頭の中には、テケテンテンテン・・・ というお囃子が響いていました。
でも、今考えると、あの水芸って・・・。
舞台のセットから水が出たからって、何が不思議なんだろう・・・。
そんなの、ただ水が出る装置を仕込んでるだけじゃん・・・。
もはや急須のヒビとはなんの関係もない思考の淵に沈む私でした。
お気に入りのものが壊れて悲しいときに笑ったりしてはいけないのですが
水芸を思い出されたということと
写真のわかりやすさに爆笑してしまいました。 ぷくく。。
いつも思うのですが、ほんとうに文章がお上手です
私は文書作成の折は(性格)結果からついつい入ってしまい後は簡単説明(文字キーが苦手もあり?)
猫ママサンのトイレのカバーの件といい水難ありと、
チョット“サ○エサン”的根あかを垣間見る様でとても楽しい方と見受けます
猫ママさんの文章力には脱帽です!
恥ずかしながら、水芸というのがあることを始めて知った私…
またひとつ、賢くさせていただきました。
どうもありがとうございます。
でも、昔の思い出のものは…
こうしながらひとつひとつ姿を消してゆくのですね…
想像できます(笑)
猫ママさんの想像力の広がりにも脱帽^^
急須さん、長い間おつかれさまでした。
怪我もやけどもしなかったようなので
良かった良かった(^-^)
いえいえ、ネタのようですが、ホントにその時こんなふうに考えてる
んですよね。
で、これをブログに書こうと決めて、水芸の写真をネットで探しました。
お褒めいただいて、ありがとうございます~(照
kiyosan様
水難、あるでしょうか・・・
実は私、泳げないんですよね~。
こんな些細な水難で済んでるうちは良いですが、溺れたりしたら
困りますね。
なんでもないことで一人大騒ぎするところは、サ○エさん的かも
月うさぎ様
水芸、最近みかけません。
今思えば、あれがマジックの一種なのが不思議なくらいですが、
でも伝統芸ですからね。
普通のショーとして残っていくといいなぁと思います。
食器や物は、どうしても壊れてしまいますからね。
思い出のものがなくなっていってしまうのは仕方がないですね。
せめて最後どんなふうに壊れたか、覚えておきたいです。
葉っぱ。様
私の思考は、関係ない方向にどんどん広がります。
勝手にどんどん逸れていき、唐突に口に出すので、周囲はしばらく
ポカーンとします。
ホント、持ってる状態で割れたら熱いですからね。
慌ててしまいました。
でももし誰かがその様子を見てたら、さぞマヌケだっただろうな。
お茶がきらいです。のところまでは、フムフムうちの息子と一緒だわ。 そのあと、水芸にいきますか
そう言えば、最近水芸なんてあんまり見ませんねぇ~。
すっご~くよくわかりましたよ。
急須の状態が。
お気に入りが使えなくなったときって本当に
ショックですよね・・・
それを、笑いのネタ?にするなんてカッコイイ
私だったらただの愚痴ブログになりますね
水芸の写真で情景が思い起こさせてくれました。
しかし、お気に入りの急須だったのに残念でしたね。
でも長年大事に使ってもらったんだから、最後にいい芸をみせようと思ったのかもしれませんね(笑)
ね~、どうして水芸に飛んでしまうんでしょうね。
自分でも不思議です。
ほんの小さなポイントから、全然違う事が思い浮かぶんです。
今回の急須の場合は、ただ水がピューっていう一点のみです。
息子さんもお茶が嫌いですか!
健康にはお互い気をつけましょうとお伝え下さい。
mikuro様
わぁ~!mikuroさん!
お久しぶりですね~
お元気でしたか?
いえいえ、ネタにしているわけでは・・・
あ、してますね、ブログのネタに。
最後の花道を賑やかに!と思いまして。
あとでお邪魔しますね~
セディア様
水芸の写真、いいでしょぉ?ぷぷぷ
ネットで探しました。勝手に貼っつけました。
ホントは女性の芸人さんが綺麗な着物を着てやってるイメージ
だったんですけど、それは見つかりませんでした。
そう、あまり出番はなかった急須ですが、好きだったんですよ。
でも最後に頑張ってくれました。
今回は、水芸の画像で面白くて立ち止まりました。
私 以前‘青の洞窟’に行ったことありますので、コメントさせて頂きますね。
まさか、そんなに見れる確率が低いとは今の今まで知りませんでした。
でも、私が行った日はあいにく雨が降ったりやんだりでしたが、別に全然OKでしたよ!
現地へは、ローマ滞在中に自分で切符を買って電車でナポリに行き高速船を乗り継いでカプリに、そこからまたモーターボートに乗り替え洞窟前へ、更に小船で…。
洞窟の中は真っ暗なのに、コバルトブルーの水が底からライトアップされているような輝きで、幻想的。
ただ…
小船に乗り継ぐ時、何人もの船頭さん達から「ジャポーネ!ジャポーネ!」の声が。
つまり良いお金になる日本人客の奪い合いなのです、もう興醒め…。
そこでも代金を払い、「アタマキヲツケテ」なんて言われながら寝そべって中に入ると、突然サンタルチアを熱唱し出す。
更に、終って小船を降りようとしたら 通せんぼして、チップを払えと、それも法外な金額。
こちらがムッとしたら「ニホンジン?」と聞くので「チネーゼ(中国人)」とか適当に答えたら「オー」とか言ってアッサリ降ろしてくれました。
ですから、ちょっと後味が悪いのです。
毅然とするべきですね。