九州に住む姉から携帯に電話が。
「アンタ、今どこにいるの? 家?」
「ううん、まだ外だよ。 」
「さっきからアンタんちに電話してるんだけど、おかしいのよ。
かけるたびに誰か出るんだけど、こっちの問いかけには一切答えずに、
電話の向こうで2、3人でボソボソ話してるのだけが聞こえるの。
で、そのうち切れちゃう。
アンタが今外にいるなら、電話に出てるのは誰なのよ? 」
な、なんですと
またそんな、恐ろしいことを。
最近多忙を極めている彼が、先に帰っているとは考えられません。
もしも彼が家にいたとしても、家の電話には出ないはず。
家に着いた私は鍵を開け、誰もいないはずなのに誰かが電話に出るという、
世にも恐ろしい部屋に足を踏み入れた・・・。
誰かが潜んでいるかもしれないと思い、玄関で傘を手に取りました。
幸か不幸か、我が家には金目のものは全く無い。
泥棒だとすれば、さぞかしガッカリしたことでしょう。
ただ、息子たちの事だけが心配でした。
息子たちは無事でいてくれるだろうか?
玄関の鍵はかけず、すぐ外に逃げられる体勢を取りつつ中へ。
こういう時、「誰かいるの?」とか声をかけた方がいいのだろうか?
それとも、気付かれないように入って不意をついた方がいいのか?
いや、そもそも一人で中に入るのは間違いかもしれない。
彼の帰りを待った方がよかったんじゃないか?
でももう入っちゃったし。
玄関を開けた時点で、ドアにつけた鈴が高らかに鳴っちゃってるし。
入ってしまったものはしょうがない。
とりあえず、玄関付近に異常はありませんでした。
トイレと浴室に続くドアを開けて中を窺うも、こちらも異常なし。
首を伸ばしてキッチンの様子を探ってみましたが、こちらも異常なし。
さあ、次は息子たちのいる和室です。
よく刑事ドラマで見るように、襖をガラッと勢いよく開けて、傘を構えました。
ホットカーペットの上で丸くなっているシャアと、
「なぁ~ ぶえっくしゅっ 」 と擦り寄ってくるチョビ。
よかった。息子たちは無傷でいてくれたようです。
その後寝室も見に行きましたが、異常はありませんでした。
家中のどこにも異常はなし。鍵が開いている場所もありません。
何かを取られた様子も、部屋のものを動かした様子すらありません。
ふむ。誰かが入ったってことはなさそうだ。
じゃあ、一体誰が電話に出たというのでしょう?
謎解きは、次回に続く・・・。
猫ママさん、金箔職人のワンださんに似てきた(笑
留守電のテープの声ではないんでしょう。
猫ママさん 恐怖の館によく一人で入っていったわねぇ~
傘で 闘えたかなぁ~?
息子ちゃん達が心配なのよね。
「母は 強し」ですねぇ~
続編 期待しておりまする。
わたしはいる勇気ないかもー(><)。
坊ちゃんがたが無事でなによりですニャ。
楽しみ楽しみ~!!
いいなあ~不思議な事に巡り会いたいですにゃ~♪
どきどき わくわく
さて猫ママさんがこの後のお話を畳何畳分くらい
に延ばすか、期待しておりますよ~。
と思ってたんですが…誰?ダレ?だれ?
だれーーーーーーー???!!!
ぷぷぷ わかってしまいましたか。
きっと大正解だと思います。
たいした謎ではないので。
ワンだ師匠にはまだまだ遠く及びません。
だって、次が完結編ですもの。
mokomama様
よく電話機に予め用意されてるテープの声でない事だけは確かです。
もしも本当に泥棒さんがいたとしたら、傘なんて何の役にも立たなかったでしょうね、きっと。
私は幽霊さんは超怖いけれど、人間さんはあまり怖くありません。
でも幽霊さんなら息子たちは無事でしょうが、人間さんだと危害を加えられている恐れがありますから。
母は強し!です。
めめ@はるか様
本当に誰かが部屋にいて電話に出ていたのなら、かえって怖くはなかったです。
私は怪奇現象の方にめっぽう弱いたちでして。
彼の帰りを待ってもよかったのですが、息子たちに何かあっては大変ですから、とりあえず入ってみました。
クッキーママ様
前編ではバッチリ不思議体験ですよね。
でも~。
わかってしまえばなんてことない出来事です。
あんまり期待されると困ってしまいます。
さあ、どうしましょ。
ワンだ様
おぉ、師匠!!
謎解きはできましたよ。
たいした謎ではなかったという事です。むふふ。
あまりワクワクしないで下さい。
この後、ですか。
私の力では、何畳分もに延ばすのは無理というもんです。
次回で完結いたしますよ。
今後もワンださんの日記を読んで勉強させていただきます!
アンスタ様
私も最初、シャアが受話器を落としたんだろうと思いました。
でも、姉の話だと「何度も」ですから。
息子たちでは、受話器をはずしてしまう事はあっても、それを戻す事は多分無理です。
次回謎を明かしますよ。
たいした結末ではないですが、一応私としては謎だったので、わかってすっきりしました。