日本庭園と社寺建築

日本庭園の魅力と巧みの建築を紹介

詩仙堂

2011-09-26 | 詩仙堂
詩仙堂

石川丈山が隠居のため造営した山荘。詩仙堂の名前の由来は、中国の詩家36人の肖像を狩野探幽に描かせ、その絵に各詩人の詩を自らで書いて、四方の壁に掲げた『詩仙の間』を中心にしていることからそう呼ばれています。庭園造りの名手でもある石川丈山自身により設計された詩仙堂の庭園は回遊式庭園で、地面の白砂と、藤や花しょうぶ,四季折々を楽しむことができ美しい姿を見ることができます。




白砂にサツキの刈込が美しい庭も作庭の名手といわれた丈山の作。庭には丈山が発明した鹿おどしがあり、竹筒がコンッと石を叩く風雅な音が時折こだまし風流です。