一反百姓「じねん道」【百姓の100章】『農的ワークライフバランス』実践と研究日記@斎藤博嗣&裕子*4人家族(夫婦子供2)

2005年、東京から茨城の農村へ夫婦で移住し新規就農。
こども百姓「じねん童」2人と共に、家庭自給生活を自学自習中

『土と健康』(日本有機農研)1・2月合併号の「熱き心くん!」に掲載

2007年03月11日 | 一反百姓「じねん道」斎藤ひろつぐ&ゆうこ

一反百姓「じねん堂」の記事を、
NPO法人日本有機農業研究会
http://www.joaa.net/
が発行する月刊誌、
『土と健康』2007年1・2月合併号の「熱き心くん!」(26ページ)
に掲載して頂きました。
熱き心くんは新規就農等を紹介しているページです。
※声を掛けて下さった、青年部の「佐久間草生農園」様ありがとうございました。

<掲載記事>
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私たち一反百姓「じねん堂」(斎藤博嗣・裕子)は、茨城県稲敷郡阿見町で新規就農して2年目になります。一反百姓と名乗っていますが、現在は2反の田んぼと8反の畑に取り組んでおり、いつかは「一反」で暮らして行ける自然農法を目指しています。

じねん堂 博嗣)
卒業後、ベンチャー企業で5年働き、その後、地球一周とNPOの勉強を兼ねて、NGOピースボートに乗船しました。素晴らしい船旅ではあったのですが、、乗船した600名という日本人同士(私もその一人)の会話は結局「論理」に対する「論理」の繰り返しにどうしても思えてならなかった。 世界というより、日本という国を再度考えさせられる旅でした。そういった体験から、GNPNo.2の先進国「日本」の個人個人が「等身大」(頭で考えるのではなく、手や足で生きる)の生活レベルをすることが大切なのではないかと思い、さいたま丸ヶ崎自然農の会、日本農業実践学園等で通いで学びながら「農」という多面的な可能性を持ったフィールドを利用して、「鴨川自然王国」「NPO法人トージバ」「板橋・農的シティライフの会」等でさまざまな活動を行いました。
現在は、福岡正信さんの<無の哲学>「一家族の生命をささえる糧を得るには、一反でよい」(「一反百姓」の名の由来)を羅針盤として、「暮らしが仕事、仕事が暮らし」「時給時速」 お金や時間に換算することから、「持久自足」自分の足元にある持久ライフスタイル、「地球地足」(ぢきゅうぢそく)を目指して、一反百姓「じねん堂」を実践しています。

じねん堂 裕子)
卒業後埼玉県の小川和紙技術継承者育成講座に参加し、 その中で昔の紙漉きは農閑期の仕事だったことを聞きました。 実際に私たちは畑に出て、和紙の原料である楮(こうぞ)の栽培から習いました。畑で一日中仕事をした後は、いつも「昔はほとんどの人がお百姓さんだったのになぁ」と私が生まれるずっと前の時代に想いを馳せ、自然の一員として仕えることの、何とも言えない安堵感を味わいました。 農業に関心を持つようになったころ、友人から福岡正信さんの『自然農法・わら一本の革命』をプレゼントされ、「この日本に、老子のような人が生きているんだ!」と、驚きその後福岡さんの砂漠の緑化等のお手伝いをしていました。現在は、「種を蒔く人」になることを始めました。海外の緑化も大切なことですが、見た目は緑に覆われてる日本も、農地(農薬・化学肥料)に限らず、生活排水や大気汚染により、身近にある土がまさしく「砂漠化」しているように思えてなりません。
身の回りから自然農園にし、その一粒が万倍になって、種が無限に増えていく。生活の中で生ゴミとして出る種を捨ててしまわずに、自分の足元から種を蒔いて、<国民皆農>でみんなが「一反百姓」になったら、すてきだと思ってます。 

<掲載写真>

 

 


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