一反百姓「じねん道」【百姓の100章】『農的ワークライフバランス』実践と研究日記@斎藤博嗣&裕子*4人家族(夫婦子供2)

2005年、東京から茨城の農村へ夫婦で移住し新規就農。
こども百姓「じねん童」2人と共に、家庭自給生活を自学自習中

「フィガロ舎」ライブラリー⑫「ビアトリクス・ポター描き、語り、田園を・・・ 」and誕生日

2009年07月28日 | 「ふうてんファーマー通信」じねん道以外のお知らせ

ビアトリクス・ポターを紹介するのは
1度目2度目、今日のポター誕生日で3度目です。。

□ヘレン・ビアトリクス・ポター(Helen Beatrix Potter)
1866年7月28日-1943年12月22日
イギリスの絵本作家。
『ピーターラビットのおはなし』シリーズで知られる。
博物学者、ナチュラリスト。


 ロンドンの裕福な家庭で少女時代を送り、1882年、初めてイギリスの湖水地方を訪れ、豊かな自然に魅せられ、自然研究に情熱を傾けるようになる。
 地衣類が菌類と藻類の共生関係であることを提唱した最初の一人でもあった。しかし、女性であったためそれを公表することが認められならなかった。
(1892年に知り合った、自然研究家マッキントッシュの助けを借りて、ビアトリクスはあらゆる種類のキノコの水彩画を何百枚も描きました。マッキントッシュ氏は彼女の作品が植物学的に正確であることを賞賛し、1967年にはそのうちの60枚が W P K フィンドリー博士の著作「あぜ道と森林のキノコ」のさし絵として使われました。作品コレクションはアンブルサイドのアーミット図書館とパース博物館に保管されている。)
 1902年、自分の元家庭教師の息子にあてた絵手紙を原型とする絵本
「ピーターラビットのおはなし」を出版。
ビアトリクス・ポターのスケッチブックの多くは、ロンドンのビクトリア&アルバート美術館とナショナルトラストに収められており、大きな意味をもつ場所の風景画もたくさん残されている。
 後半生、47歳で結婚し湖水地方のソーリー村で農場の仕事に打ち込む。農場経営者として、伝統的な農場経営方法を守り、なにごとにも古いやり方が忘れられぬように努めた。 1930年には全英ハードウィック種牧羊協会初の女性会長に選出された。これは偉業であると同時に、地元の農場経営者たちから深く尊敬されたことの証しでもあった。
 湖水地方の自然環境と自然美の保護に専念し、印税やキャラクターグッズの売上によって購入した土地を自然環境保護団体ナショナル・トラストに寄贈するなどの多大なる貢献をし、生きる風景画として現在も大切に保存されている。


ヒルトップ農場


農業経営者そして牧羊家として




風来書房「フィガロ舎」ライブラリー⑫



ビアトリクス・ポター

―描き、語り、田園をいつくしんだ人

ジュディ テイラー(著者)
吉田 新一(翻訳)
福音館書店
2001年1月30日


「ビアトリクス・ポターが優れた水彩の風景画家であり植物画家であったことを、ご存知でしたか? 
農業に従事し、牛と羊の飼育家として著名であったことをご存知でしたか? 
さらに、湖水地方で広大な土地を買って、それらをそっくり国民に遺してくれた、
自然保護活動の先駆者だったということを、ご存知でしたか? 
驚くべきことは、彼女がこれらすべてをやりとげたのが、
女性が社会でそのようなリーダー的活動をするとは
まだ考えられなかった時代だったという事実です」
――(著者まえがきより) 


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