病院では、今日、電気設備の点検がありました。午前中は2時間ほど停電になりました。ナースコールもならないので、スタッフがあちこちに配置されていました。リハビリスタッフがギターを持ってきて、皆で歌を歌ったりしていました。私も最初は、キーが高かったり、低かったりして合わないながらも歌を歌っていました。そのうちに、まだ指が動かない自分がもどかしかったり、悔しかったり、辛かったり•••••エレクトーンが弾けるまでに回復するのか?そう思ったら涙が溢れてしまいました。私を担当しているリハビリスタッフが気づいて、どうしたのかと声をかけてくださいましたが、「指が動かないから」としか言えませんでした。
今まで生きてきて、自分の生い立ちや、子どもの病気、家族の問題、親の介護、本当に色々なことを乗り越えてきたので、もう、何があっても驚かないと思っていました。だから、今回、脳出血をおこしても、病気に対する怒りや悲しみはなく、自分なりに受け止めていました。
最初は、最悪は右手が動かなくても、データ入力して左手と左足は自分で弾くんだと思っていましたが、今日はただ、エレクトーンがもう一度弾きたい、という思いが強くなって、本当に回復するのか、このまま動かないのかと、気持ちが乱れてしまいました。
手もそうですが、足も足首から先の回復はまだです。手の指を握ったり開いたりしている感じはあるのですが、実際には全く動いていないのが現状です。肘を曲げたり伸ばしたりするのですが、曲げるのは勝手に曲がってしまったり、伸ばすのは力を抜くのに、力が入ってしまったり、自分の身体なのに、思うようになりません。
早く気持ちを落ち着かせて、リハビリに取り組みたいと思うのですが°••••••