ネット選挙とネット投票

知ってる方は知ってると思いますが、今回の参院選が『ネット選挙』解禁となった初めての選挙です。
今までは選挙期間中に於ける候補者のホームページ更新の禁止やツイッターでのつぶやきもダメだったり、候補者に対する縛りが多かったのですが、今回からその規制は解除され、自由に政策などが語られる事になりました。
まぁ選挙広報だけでは伝えられなかった事も、これによって伝えられたり、可能性は幾らでも広がる。　と言いたい所ですが、有権者が『ネット選挙』に左右されたかと言うと、初回だったせいか、影響は少なかったみたいですね。
そもそもネットで得る情報って、閲覧者にとって都合の良い部分がメインで、興味から外れる事って態々自分から見に行かないからねぇ。　
だって、そうでしょ？　例えばPC立ち上げてネットに繋げて、プロバイダの画面になった所で、その全てを見るかと言うと、見ない人が多い。　それと同じと考えれば、『ネット選挙』の効果って限定的じゃないの。　って個人的にゃ思うが、如何でしょ？
（メリット・デメリットについて簡単に纏めた記事がここです）
『ネット選挙』については、今後どうなるか注目したいですね。


んで、そんな流れで上がって来そうな話題が
『ネット投票』
ではないでしょうか？
確かにネットを使って投票出来れば、その手軽さから投票率も増えそうですし、投票所設置に掛かる費用がまるまる浮く計算になります。
（極端な話、全有権者に対して票を集計するPC一機と、それを操作する人が一人居れば良い訳ですからねぇ）
が、当然デメリットもあり

・『なりすまし』が横行する危険がある
・逆探知により思想調査に繋がる可能性がある
（記名式なら筆跡鑑定でもしない限り誰が誰に投票したか解らないが、『ネット投票』だと誰がどの候補者に投票したかが一発で解る）
・そもそもネットをやらない人は？

と、簡単に上げましたが、一長一短な気がします。


とは言うものの、何でも進化する世界。　未来の選挙は現在では想像出来ない選挙になってたりして（笑）
「そんな事より何時になったらクルマは空を飛ぶの？」
――昔見た絵本では21世紀になったらリニアがバンバン走ってクルマは空を飛んでたなぁ……
（現実的にゃ空を飛んだ時点で航空免許を取得せにゃならんだろうけどね）