自画像だそうです
エリック・サティを本格的に知ったのは中学生の頃?
その頃のテレビ局は停波時間があり、朝は『テストパターン(カラーバー)』の後『オープニング(テレビ局の局名告知)』が放送開始として流れるのが一般的でした。
小学生の頃から『オープニング』を見るのが好きで、連れとの話題にした事も……
んで、地元の『中京テレビ』の当時の『オープニング』がサティの『グノシェンヌ(Gnossiennes)第一番』だったのです(逆に『エンディング』は『ジムノペディ (Gymnopédies) 第一番』でした……こっちの方が爽やかな朝にピッタリと思ったのは自分だけか?)。
そして、ある朝『オープニング』の一環なのかサティの曲が十数曲流れて(有名な『ジュ・トゥ・ヴー(Je te veux・邦題『お前が欲しい』)』等)更にサティに興味を持ってCDも購入したりしました。
サティの曲は有名な『ジュ・トゥ・ヴー』や『ジムノペディ』を始めとする聴き馴染みの良い曲から「犬のためのぶよぶよとした本当の前奏曲」の『第一曲 厳しい叱責』の様な(情景を思い浮かべやすい)賑やかな曲や、『ヴェクサシオン』の様な実験的要素のある曲(『トリビアの泉』で取り上げられましたが、840回の繰り返しの指示のある曲)等、当時からすれば革新的な作曲がされてます。
曲タイトルも面白く、「犬のためのぶよぶよとした前奏曲」が音楽出版社から拒否されると「犬のためのぶよぶよとした本当の前奏曲」と名づけたり、「梨の形をした3つの小品」とタイトルで言いつつ実際は7曲で構成されてたり、『奇知に』富んだ才能を此処でも発揮してます。
個人的に特に好きなのは
・ノクチュルヌ第三番
・金の粉
・グノシェンヌ第五番
といった感じでしょうか。 以前は旅行中にヘッドフォン・ステレオで聴いたりしましたが――
しかし、『涼宮ハルヒの消失』でサティの曲が取り上げられるとは思わなかった。
映画自体も楽しめましたが、サティの音楽も堪能出来て良かったです。
でも、個人的には『ノクチュルヌ』を取り上げて欲しかった……
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