夜明けのダイナー(仮題)

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SS:二人の女神

2010年11月03日 22時03分07秒 | ハルヒSS:中短編

 ――夜中、目が覚める。 何故か両腕が重い上に、外はまだ暗い。 
 おや、カーテンを閉めた筈なのに外が見えるのは何故だ。
 しかも俺の部屋は全て同じ色で染まっている……オックスフォード・ホワイトに

 何、このカオス?
 

 「ん、キョン、起きたわね」
 隣から聞こえるハルヒの声。
 「お目覚めかい、キョン」
 その反対側から聞こえる佐々木の声。
 何か寒いと思ったら布団が無い。 そして、二人を腕枕していたと思ったら
 

 「ぜ、全裸!?」 
 何故だ、WHY? しかも3人揃って。
 

 「覚えてないの?」 
 何をですかハルヒさん。
 「くっくっく、昨夜のキミはあんなに激しかったのに」 
 だから何がですか佐々木まで。 しかも、両腕枕のせいで身動きも取れない。
 「あの……お2方、『当たってる』んですけど」
 「当ててんのよ」
 「当ててるのさ」 
 やれやれ。 はい、そうですか。
 「今すぐどっちに決めろとは言わないわ!」
 「まだ夜は長いんだ、充分楽しもうじゃないか」
 「「キョン……」」


 二人の女神は目を閉じ顔を近づけ――
 
 
 
 
 






 「おや、通信が遮断されてしまったようですね」
 「ふぇ~、禁則事項が禁則事項で、時空の歪みが発生しましたぁ~」
 「……続きを知りたければ『わっふる』と1秒間に16回記入する事を1分間続けた後、Enterキーを押し、鍵を揃えて『4月1日・午前9時』に光陽園駅前公園に来る事。 但し、確実にみられるかは保障しない」



     <二人の女神> ~Fin~




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