ミモザの春雨日和

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なぜ米国にノーと言えない? 市民の疑問に識者が答える(沖縄タイムス)

2017年07月10日 | 沖縄
写真は沖縄・名護湾です。

なぜ米国にノーと言えない? 市民の疑問に識者が答える

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/78689

なぜ米国にノーと言えない?
「主権意識なく 弱い外交」屋良朝博さん

 事故原因の訓練を明確な原因究明もないまま再開させる日本政府の姿勢の背景にあるのは、主権意識の欠落による外交力の弱さだ。そもそも沖縄はオスプレイを飛ばせる環境ではない。ハワイでは滑走路に文化財があるとの理由で住民が使用停止を求めると、海兵隊は聞き入れる。住民優先という国際基準の常識が沖縄では無視されている。

 基地の運用は米軍の活動と周辺の環境保護がせめぎ合う。日本では地位協定の構造上、米国の譲歩を引き出すシステムがほぼ皆無だ。県民は巨大な軍隊に無防備で向き合わされている。(ジャーナリスト)



日本は米軍に待ったかけられる?
「苦情や要望しか言えぬ」田岡俊次さん

 ジェット機より危険性の高いオスプレイの空中給油訓練は公海上空、日本の領空外で実施する以上、日本政府に止める権限はない。

 領空内の飛行訓練や離着陸訓練についても、日米地位協定で米軍基地へのアクセスの自由を認めている。事件・事故を受けて、日本側が米側に何か言う場合でも「苦情」や「要望」を伝え、運用を変えてもらうようお願いしかできない。

 ヘリのつり下げ訓練、県道104号越えの実弾射撃訓練など、日米の協議で運用が制限された例もあるが、最終的に判断は米軍がすることになる。(軍事ジャーナリスト)



米軍の説明は信用できる?
「いまだ不十分 詳細必要」頼和太郎さん 

 米軍の説明は全く不十分で、何も解明されていない。機体構造に問題なしとしているが、そもそも給油ホースがぶつかるような位置に大きなプロペラがあることが機体構造の大問題。

 コントロールされた不時着というなら、高度やパイロットの判断、プロペラをどこで止めたのかなど、もっと詳しい説明が必要だ。

 乱気流や強風などは当然考えられるリスク。その程度の悪条件で安定的飛行ができなくなるのは、機体構造の問題以外の何物でもない。飛行停止しない限り、今後も同じような事故を繰り返される可能性が高い。(リムピース編集長)

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以上転載





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