ミモザの春雨日和

猫と花と沖縄の、散歩写真ブログです。

相模川 望地の彼岸花を撮りに行った・・小野さんを偲ぶ。

2020年10月03日 | 散歩写真
9月29日、相模川の望地河原に
彼岸花の写真を撮りに行きました。
















小野さんの田んぼが荒れ地になっていました。
彼岸花も草に覆われていました。
そこは写真には撮りませんでした。

どうしたのだろうか、
元気なら田んぼをやっているはずなのに、
と思いました。

帰宅してから、イヤな予感がして、
パソコンで検索しました。

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以下、タウンニュースより転載


望地の自然伝える一冊 小野慎一さんが制作

社会

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望地ならではの自然の豊かさを表す、ホタルが飛び交う様子を収めた一枚


 田名出身の小野慎一さんが30年以上にわたって撮影した、望地地区の自然写真をまとめた本「相模川河原 望地の田んぼ」が昨年5月、西屋書房から出版された。小野さんは出版直後に死去。制作には姉の森田愛子さんも携わった。

 小野さんは社会科の教員として市内の高校に勤務。休日の度に田んぼの風景や昆虫、野鳥の写真を撮影していた。望地の自然に魅了された小野さんは「田名・望地の田んぼとゲンジボタルを守る会」を結成し、環境保護に努めた。

 森田さんは「弟が愛した望地の自然の豊かさを、この本を通じて伝えていきたい」と話している。本は1000円(税別)で、中村書店で購入可能。

_________

以上転載

さっそく、中村書店に行くと在庫がありました。
あとがきによると、出版直後に死去、ではなく、
本は、1周忌に間に合ったということでした。

彼岸花を移植したのも、小野さんでした。

用水路のゲンジ蛍を守るために、
共に、みんなで蒸し暑い夜を過ごした
整備された用水路の6月を思い出します。

ここまで書いていると、
秋の風が金木犀の香りを運んできますが、
蒸し暑くなってきました。

小野さんが、すでに2年前に亡くなっていたのかと思うと、
残念でなりません。
話し合いたいことなど、色々あったように思いますが、
2年も過ぎていたのかと、悔やむばかりです。

小野さんは、50才で高校教師をやめて、田んぼを初めて10年、
60才で、2018年5月26日病死。

人間は、生まれて生きて、
長く生きれば老いて病気になり、死ぬのが定めです。
生老病死、それが自分より若くて早く行ってしまうと、
結局は、じぶんの寂しさのために、悔やむのだと思います。

とりわけ、秋の寂しさと彼岸花の赤い色が
鬼気迫る2020年の秋です。
小野さんも彼岸花が好きだったから、
じぶんの田んぼの周りに移植したのだと思います。

来年はどうなっているのか、
まだ生きて、私が確かめようと思っていますが、
次は誰の番でしょうか。









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