先日観光で京都まで出かけてきたが、インバウンド客が本当に多いね。高速バスで行ったのだが、京都駅まで行かずに京都深草で降りて京阪電車の藤森駅から京都に入った。まあ、京都駅でも深草でも料金は同じになるが、市内にお渋滞を考えたらこのコースはお勧めかな。特に東山は直行できるので有難い。市バスの大混雑は疲れる。帰りは京都駅から高速バスに乗って帰ってきた。京セラ美術館・平安神宮・青蓮院・知恩院・八坂神社と回ったが、徒歩圏内なのは有難い。どこでもとにかくインバウンド客が多かった。特に八坂神社はなんかイベントもあったが、とにかく多い。どこの国かと考えたくなるレベルだね。まあ異常な円安もありインバウンド客には安価に旅行できるのだろう。そう言えば京阪電車に乗った時、対面の客を見たら10人中８人が外人（欧米系）だった。アジア系は日本人と区別できないのでもっといたかも。
この時期、花粉症で悩む人がとても多い。スギ花粉が最盛期かな、それが終わるとヒノキ花粉が飛散してくる。ところで今日は恐ろしいような花粉の飛散を見てしまった。スギ林から花粉が煙のように舞い上がって黄砂の到来のような状態になった。黄砂は昨日は多少あったが、最盛期は過ぎたと思う。それが今日は花粉で遠くがよく見えないくらいだ。そう言えばかつて杉林から花粉が煙のように立ち上り、それを見た通りがかりの人が山火事と勘違いして１１９に通報した、という話を聞いたことがある。私自身は花粉症ではないのでまあいいが、花粉症の人があの状態を見れば仰天するだろうと思う。
まあ、針葉樹の花粉が増えたのは政府のかつての誤った林業政策が原因だが。山林にあった豊かな広葉樹を伐採し針葉樹の人工林にしてしまった。そのうえ木材の輸入を自由化するなどした結果、林業がたちいかなくなり人工林の手入れもできなくなった。そして山林の荒廃につながり大量の花粉の飛散や、山地での土砂崩れや下流域での想定以上の河床での土砂堆積、そして大雨のたびに河川の氾濫。国土強靭化などというが、やっていたことは国土弱体化で、そのツケが今に回っている感じだ。