こんにちは南仙台の父(hrperficio)です。
今回は米大統領選挙を取り上げてみました。
バイデン大統領が突然の撤退を表明し、その後を受けて改めてガラスの天井
に挑戦するハリス副大統領が後継の大統領候補として名乗りを上げました。
先日のABCの討論会でも元検事らしさとトランプ氏と比べて若さで健闘した
ところもありました。
まだ本選までは時間がありますが、選挙戦もこれから熱を帯びていきます。
そんな中でハリス副大統領は善戦できるのかを占ってみました。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、悪魔のカードの逆位置が出ています。
悪魔のカードの逆位置は回復や覚醒、新たな出会いやリセットといった意味
があります。
先日の討論会では事前のシミュレーションなどをしっかりと行ったことで良
い結果を得ることができました。
また、オウンゴール的な失言などの敵失もあって、支持を表明する著名人も
増えており、保守層にも決定的な影響力を持つテイラー・スイフトの支持を
得たことも大きかったかもしれません。
まだまだハリス副大統領の実績がうまく表現されていない点などもあります
が、逆に決定的な欠点を晒すには至っていないことも大きな材料になってい
るようです。
おそらくこれからも敵失に助けられたり、支持を表明する人たちが増えるこ
とが予想され、環境的にも心理面でも有利な状況を得られそうです。
前回の大統領選では妊娠中絶での決定的な失言でトランプ氏が共和党支持の
女性票を失ったことが大きなダメージとなりました。
今回は妊娠中絶には慎重な姿勢で臨んでいますが、それ以外の失言の影響が
あまりにも大き過ぎること、キリスト教福音派教会などの保守層からの反発
、更にトランプ氏の高齢化による衰えといった面もあって、ハリス副大統領
はかなり善戦できることを暗示しています。
更に追い風もしばらくは吹くことになるので、トランプ氏とは最後まで接戦
となることは間違いなさそうです。
次に環境条件ですが、月のカードの逆位置が出ています。
月のカードの逆位置は失敗にならない程度のミス、過去からの脱却、未来へ
の希望などの意味があります。
やはり過去からの決別であったり、分断から連帯の姿勢を掲げる、未来志向
の訴えがどこまで浸透させられるかがカギとなります。
過去も有力候補ではなかった人が最終的に大統領になった例があります。
1960年のニクソンとケネディの戦いはニクソンがアイゼンハワーの副大統領
として有力な後継者と見做されていたにも関わらず、ケネディの新鮮さに圧
倒されて大統領選で敗れるといったこともありました。
今回は老老対決から若さと老練さの対決にシフトしました。
まだ未知数に近いハリス副大統領がどこまで民衆の支持を得られるか、その
中で重要なワードが連帯と未来になります。
過去の栄光を取り戻すと約束するトランプ氏に対抗するための軸として、こ
れが前面に打ち出せるかどうかがカギとなります。
また、マイノリティや女性といった支持層だけでなく、若い人たちや無党派
の人たちへどこまで支援を拡げられるかも今後カギとなります。
トランプ氏の岩盤支持層は崩せませんが、過去の選挙はいずれも接戦でした
ので、今回も接戦が予想されます。
勝ち目はありますが、もう少し踏み込んで支持を得られるかどうかは大字に
なるでしょう。
オバマ氏のようなキャッチーな言葉などが出せれば良いですが、イメージの
点でトランプ氏よりも未来を見い出しやい形で打ち出せるかどうかがハリス
副大統領勝利の条件となるでしょう。