こんにちは南仙台の父です。
先日任天堂がSwitchの後継となるモデルの公表を行いました。
かなり期待があった中で大きな機能の変更などがなく、従来のSwitch向け
ゲームがそのまま利用できるなど、その変化の小ささから任天堂の株価が
下がるといった現象も起きました。
基本的な部分がキープコンセプトとなる中で、あまりビジネス上での寄与
が期待できないのではないかという声も聞こえています。
果たして、Switch2はビジネスとして成功を収めることができるのでしょ
うか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、太陽のカードの逆位置が出ています。
太陽のカードの逆位置は失敗や不運、不憫や不調、落胆や衰退といった意
味があります。
すでにSwitchの発売からかなりの年月が経過していることもあって、ハー
ドとしては次の世代に移行する必要もあり、大きな刷新を求める声が強い
中ではかなり保守的な形でまとまったのは事実です。
買い替え需要などは一定数期待できるものの、大きなビジネスの拡大とい
う面ではかなり弱い印象はあります。
また、他者での携帯型のテレビゲーム機の開発の噂などもあって、全体的
には携帯型の需要が一定数あることをSwitchは示したことも事実です。
全体的に今のSwitchよりも画面も含めて大型化することによる機能向上は
あるものの、商品の斬新性という点では革新性に欠けます。
市場の現在の反応が示す通り、大きくビジネスを伸ばす要素にはなり得な
いということを暗示します。
ただ、今後の流れの中でSwitch2があくまでも通過点という解釈となれば
話は別となります。
商品としてのライフサイクルも伸びてきている側面を考えると無難なとこ
ろに落ち着かせたといった方が正しい解釈かもしれません。
次に環境条件ですが、正義のカードの逆位置が出ています。
正義のカードの逆位置は不正や不公平、偏向や不安定、一方的や不誠実と
いった意味があります。
今回は従来のソフトが使えるという点などで安心感を与える代わりに、そ
の分だけ斬新さに欠けるという面も生み出しました。
過去の流れとしてハードが刷新されるとそれに伴ってゲームソフトも大き
く変わることになり、膨大化する開発費の回収に問題も生じていました。
最近は日本のゲームメーカーも勢いがなくなっており、海外勢がトレンド
を先行する形になっています。
技術的な進化によって投資回収が難しい面を考えると縦に伸ばす戦略が必
ずしも優位とならず、横に伸ばす戦略にも利がある状況にあります。
今回は正当なデバイスの進化は入れても大きく刷新せず、バランス感を重
視した形にはなっています。
ただし、これはあくまでも供給側の論理であって、需要側の意識とは違う
点があります。
任天堂に限らず、ハード・ソフト両方の供給側がこれらのバランス感をど
う持って戦略を構築するかが重要になる中で、任天堂はかなり保守的なマ
インドを提案した形になりました。
重要になるのは更にお金がかかる体質化するこの業界で、どう折り合いを
つけてバランスを取るかになります。
ネットに繋がることが前提となっている中で、システム上の変化は当然必
要となるものの、以前との互換性や延長線的な思考も重視されます。
任天堂は自身の考えの中でバランスを取った選択をしました。
次のステップへの移行のための打ち手として投入する商品であれば十分に
理解できる選択でしょう。
おそらく次を見据えての対応ではあるので、そうした戦略を今後どう公開
しながら次に繋げるのか、任天堂には次が試されるような形になりそうで
す。