こんにちは南仙台の父です。
日本維新の会が教育費の無償化を政策として掲げています。
先行して議論される高校の教育費だけでなく、小中学校の給食費や大学など
の無償化までを領域としています。
海外でも国と地域によっては教育費無償というところもありますが、その一
方で財源となる税金などの高負担などもあって、大きく拡がっているわけで
はありません。
また、無償となるのは教科書などの基本的な費用のみであり、学校や自治体
が選定する副教材などは無償にはなりません。
若い世代への支援策としては一定の効果が期待できる政策ではあり、その実
施には多くの期待もあります。
果たして、高校の所得制限なし無償化に留まらず、維新の会が目指す無償化
は実現するのでしょうか。
写真は鑑定の結果となります。
左側が結果、右側が環境条件となります。
まず結果ですが、吊るされた男のカードの逆位置が出ています。
吊るされた男のカードの逆位置は徒労や痩せ我慢、投げやりや限界といった
意味があります。
高校の無償化は何とか実現できますが、それ以降の施策実現は難しいという
のが実態のようです。
立ちはだかる壁が大きいのは事実で、やった方が良い施策ではあるものの、
なかなか理解されないという点もあります。
子供のいない世帯もかなり増えていることも関係しています。
また、政策的に過去の金融緩和から財政規律重視に向かう中で、財源の問題
にも大きく影響していきます。
色々な課題がある中で一定の実現でお茶を濁して終わる感じになりそうです。
また、維新の会自体にもこれから問題が色々と降りかかっていきます。
そうした影響もあるのかもしれませんが、最終的には尻すぼみといった形で
決着することになるでしょう。
次に環境条件ですが、塔のカードの逆位置が出ています。
塔のカードの逆位置はアクシデントや事故、誤解や不幸、無念や屈辱といっ
た意味があります。
上述した通り多くの問題が立ちはだかることは間違いありませんが、何より
維新の会自体にも問題があります。
内部の揉め事であったり、議員などの不祥事であったり、組織自体の綻びと
いったものを感じます。
こうしたことが今年の参院選、場合によっては衆参同日選挙にも少なからず
影響を与えることになりそうです。
従って、まずは政策面をしっかりと実現するために、党内の統制と身辺整理
をきちんと行うことが大事になります。
今までは党勢拡大基調にありましたが、なかなか関西の外での実績に乏しい
状況が続く中で、大阪万博の影響などがこれからある程度効いてくることに
なります。
こうした負の側面も含めて、手を打っていかないと単純な見かけの政策実現
だけに終わり、党自体の存在感などが失われてしまうことになり、結果とし
て政策の継続性に大きなダメージを与えることになります。
党の自壊が政策実現の破綻とならないよう、気を引き締めるべき状況にある
ことを自覚できるかが重要となります。